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中華街散歩 壺料理と虎

久しぶりに、中華街へ足を運んだ。コロナが猛威を振るっていた頃、通りを歩く人々の数が減り、店の灯が暗く、静かな空気が街に漂っていた。

でも、中華街はかつての賑わいを取り戻してきた。今日の街は、活気に溢れていて私の心も温かく、足も軽くなる。

そこで、「
金香楼」という店で壺料理なるものを食べた。そんなに値段は高くない。

ホームページからによると、
壷料理は約千年前に、中国・江西地区で庶民によって作り出された料理。薬草や漢方、野菜や肉類など、素材本来の味を引き出すために、壷に全てを入れて燻製にしていたものが起源であり、壷料理は、陶器の壷で長時間蒸し焼きすることによって、素材の旨みを外に逃すことなく、本来の味が凝縮された旨味たっぷりの料理との事。

今更だが、中国人は食に対して、凄まじい執念を持っていると思う。「キサマ等の居る場所は既に‥我々が2000年前に通過した場所だッッッ」と烈海王さんも仰っている。

中華料理は、マニアックな食材も何でもござれだ。
さそり、蚕のさなぎ、犬、猫
、蟻、豚の脳みそ‥‥‥。

開高健の本に確か中華料理で、蜜だけで育てたネズミを食べるという話しがあったと思う。

次に何が出てくるのか!まあ、ネズミはちょっとパスだな…。

そう言えば、昔の話だが、同僚に、こち亀に出てくる中川さんみたいなハンサムな金持ちがいた。実家では高須クリニックのコマーシャルの人みたいに、ヘリコプターでの移動は日常茶飯事。なぜそんな金持ちが働いていたかは不明だったが‥‥‥。

その人と話していたら中華で、虎の金玉を食べた事があると言っていた。彼の冒険心には敬意を払いつつも、そんなもの食べて大丈夫なのかと心配になった。

ワシントン条約違反。まあ食べたのが、条約前だったかもしれない。

話しはそれた。そんな事を思い出していると料理が来た。まあ、私の日常にはそんな華やかなエピソードや条約違反的な料理はないけれど、慎ましく壺料理美味しく頂く。

うまい!!デリシャス!!、セボン!!、ブオノ!!好吃(ハオチー)!!


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