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修学旅行の話

このところ、ヘビーな投稿が続いているので、少し軽めの話題を。

先日の記事で、千世さんが「東日本の学校が修学旅行で奈良も訪れるのは意外だった」と書いていらっしゃったのを拝見して、久しぶりに修学旅行というキーワードを思い出しました。

詳しくは、千世さんの記事のコメント欄を御覧くださいませ!
(他のかたのコメントも興味深くて、結構拝読しています(*^^*))


家庭教師をしていた頃は、生徒(大抵中学生)から修学旅行のお土産を貰う機会も多かったので、学校を卒業しても案外馴染みがあったのですけれどね。
そんなわけで、私の修学旅行の思い出を書いてみたいと思います。


小学生

これは、行ったような行っていないような……。
誤解のないように書いておくと、行ったことは行ったんですよ。行き先は日光。これも、行き先としてはド定番だと思います。
当時、既にレキジョの片鱗を見せていたワタクシめにとっては、結構楽しかったです。学期末に配布されるPTA誌?(うろ覚え)だかに、旅行の感想文も掲載してもらいましたし。

問題は、まさかの日帰り!
小学校は現在の居住地域の学校なのですが、修学旅行というと、小学生でも宿泊するイメージがありませんか?それなのに、日帰りですよ?
確かに、私の住む場所から日光はそこそこ近いです。車ならば、3時間もあれば(もっとかからないかも)日光に着くでしょう。ですがこの話を他の地域の同級生に披露したところ、「それは修学旅行とは言わない」と、総ツッコミを入れられました(苦笑)。突っ込む側の気持ちも、分かるんですよね。
多分、同じ市内でも小学校によって対応が違っていて、多くの学校はやはり宿泊あり(日光方面の1泊2日)だったと記憶しています。

ちなみに、3歳下の我が妹は、小学生の修学旅行は青森在住時代だったので、某町から特急に乗って、函館・洞爺湖方面(2泊3日)でした。
この姉妹の格差よ(笑)。

中学生

これは、結構豪華でした。行き先は東京方面の3泊4日。またしても年齢がバレますが、当時はまだ東北新幹線も盛岡までしか通っていなくて、まず盛岡まで特急で出て、そこから新幹線に乗車というスケジュールでした。
大まかに書き出すと、

1日目:東京都区内。国会議事堂や東京タワーなどを見学。夜には神宮球場でナイター観戦。
2日目:横浜。横浜タワーや山下公園、横浜美術館、氷川丸(ご飯が美味しかった)などを見学。
3日目:一日中東京ディズニーランド。この頃はシーはまだ出来ていません……。夕方、TDLから日光へ移動。
4日目:日光。東照宮や華厳の滝を見学。
(→実は小学校のときとほぼ同じルート)
宇都宮から新幹線で青森へ帰りました。

文字通り、「お上りさん」ですね(笑)。ただ、私がTDLに行ったのは、このときだけです。今でも行こうと思えば行ける距離なのですが、お安くないですし、余り私の好みに合わないということもあります。
そして中学校の修学旅行に関連してよく覚えているのが、修学旅行前に「新幹線に素早く乗る練習」をさせられたこと。
某ケンミンショーでもネタで取り上げられたことがあるそうですが、私達もやりました。

具体的には、体育館に新幹線の座席に見立てた椅子を並べて、素早く着席するという練習(笑)。一応、席もあらかじめ決められていたのですが、そもそも、新幹線が通っていなかった地域のため、新幹線に乗ったことのある人は殆どいなかったんですよね。それを見越して、道中スムーズに移動するための練習というわけです。確か、クラスでも新幹線の乗車経験者は一人か二人位だったかもしれません。

青森在住時代の修学旅行は、妹の小学校のパターンといい、結構充実していたと思います。あまり県外に出る機会がなかった時代ですし、きっと先生方自身も修学旅行を楽しんでいたのでしょう。

高校

高校の修学旅行は、千世さんへのコメントでも書いたように、関西方面です。ただし、私達の一つ上の学年の行き先は北海道だったので、同級生の間ではイマイチ不評でした。
スケジュールは、4泊5日。旅行エリアは結構広い範囲にまたがっていて、京都・奈良・広島という組み合わせです。
当時、既に福島空港も開港していましたが、予算が足りなかったのか(苦笑)、広島まで7時間近くかけて新幹線で移動した記憶があります……。

1日目:ほぼ移動のみ。広島の宮島宿泊。
2日目:宮島(厳島神社)及び広島の原爆ドームを見学。その後、京都へ移動。
3日目:奈良。東大寺・薬師寺などを見学。
4日目:京都の自由行動。私達の班は、本能寺(確か旅館から近かった)、三十三間堂、金閣寺、太秦映画村を見学。
5日目:京都駅から福島へ帰郷。

そして、同じ班の人をしらけさせていたら申し訳ないな~と、内心感じていたのですが、実はこの修学旅行の約1ヶ月前、夏休みを利用して一人で青春18きっぷを使って、北海道に2泊3日の旅行をしてきていたのでした。
当然、楽しいのは、自分で計画を立てて、憧れの地(札幌・小樽)を回った北海道への旅行に決まっています。
そもそも、仲のいい友達が別クラスということもあり(大体クラス単位の行動ですものね)、高校の修学旅行は楽しかったかと言われると、微妙なのです……。
各地の歴史遺産には、それなりにテンションが上りましたが。

だって、夜の自由行動(新京極でのお買い物などが認められていました)ですら、班単位で移動しろというんですもの……。
もっともこの時、3日目の夜に当時付き合っていた他校の彼氏と待ち合わせて、ちゃっかり束の間の逢瀬を楽しんだりもしましたが(→修学旅行の日程が被っていた)、同級生からすれば、結構嫌なやつだったでしょうね。

今から数年前にやはり青春18きっぷを使って関西に旅行に行ったのは、この修学旅行のリベンジの意味あいもあったかもしれません。

自分でプランニングするフリースタイルが好き

こうして振り返ってみると、旅行に関しては、私の場合は集団行動やパッケージプランが苦手だと感じます。
私の妹もそうですが、割と昔からフリースタイルの旅行に慣れているので、学校の修学旅行のようなスタイルは、あまり性に合わないのでしょう。
そう言えば、一度妹と北海道へ旅行に行ったことがありますが(3泊3日、プランナーは私。郡山から北斗星で行きました)、最終日は見事に行動がばらけて、待ち合わせは何と新千歳空港だったということも。

何だかネガティブなことを書き連ねた気もしますが、やはり修学旅行は、大人になって振り返ったときに色々と思い出せる、貴重な経験には変わりありません。
学生の方々には、ぜひ修学旅行を楽しんでもらいたいと思います。

#エッセイ
#修学旅行
#一度は行きたいあの場所

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