見出し画像

「確信の連続が暖簾をつくる/長谷川澄雄著(ヤマト糊のヤマト株式会社会長)」ビブリオエッセー

《本業を一生懸命やる》

3年やって「飽きちゃった」って。
えっ?あきちゃったってなに?
好きで始めたよね。
周りを巻き込んで始めたよね。
(私は部外者だけども)
3年で何が出来る?
3年で何がわかる?
「あっ!」って言ったら3年過ぎていると思うのは私だけなのか。

などと偉そうに書いてしまったが、私はと言えば、ただただ辞める勇気がなかっただけなのか。
ピアノを教える仕事をしていた。ピアノが好きだったわけでも、たいして弾けるわけでもなかったが、6歳で初めて、辞める決断をできないまま36歳になっていた。30年も続けながらこれだけ進化しないのは好きじゃなかったんだろうな。

大学卒業の3月から38年続けたのが算数数学教室だ。
全盛期に次を考えておかなかったから、自然消滅のような終わりになった。
こちらは、「おとなの算数教室」をやれる日が来るかなと思っている。

料理教室は22年目になる。
パウンドケーキ屋は11年目になった。
この二つは継続中だが、まだまだやりたい事がある。

「糊を一生懸命にやりなさいよ」
「時代は変わるから、商売っていうのは必ず時代に合わなくなってくることがあるんだよ。世の中の進歩に遅れてはだめ。新しいことを考えないと」

これは、60年前に、ヤマト糊会長(著者)が先代から言われた最後の言葉だ。
正に、今にぴったりの言葉。
今年になってから、なかなか厳しくなっているわが現状。
世の中の動きはわかっているか?
新しいことは考えてきたか?

「パウンドケーキ屋を一生懸命やりなさい」
「時代のニーズを見落とさず、新しいことを考えなさい」

自分への言葉としてみる。
今年還暦、あと10年はパウンドケーキ屋でいよう。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?