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【倒産を防ぐ経営学】#4 右から調達、左に資産(前半) ~数値で見る会社の中身~

貸借対照表(B/S)を見よう


この題名をみてピンと来る方、素晴らしいです!

しかしながら、おそらく9割近くの方は

どういう意味だろう?

と考えることでしょう。

早めにカラクリを説明してしまうと
財務諸表の貸借対照表(B/S)の話なんです。


図1


図1のように貸借対照表の右側には負債と純資産があります。


大まかには

負債は借入金や未払金など将来的に何かを提供する義務があるものなど

純資産は資本金などの自己から拠出した金額や過去の利益の累計である利益剰余金など

が記載されています。

これを言い換えると

負債は他人資本、純資産は自己資本と考えることができます。

ポイント①

負債は他人から調達したもので、純資産は自分で調達したものである

ということは

貸借対照表の右側は何らかの形で調達した要素
記載していることになります


一方、左側は資産のみが記載されています。

右側で何らかから調達したものが
その時点でいずれかの資産(事業投資)になっているということです

貸借対照表になにげに記載されている商品や建物、車両などよくよく考えたとき、その時価を考えたことがあるでしょうか?

将来のキャッシュを産み出すためのものならば
あなたの会社はニジュウマル◎です。

しかし

・よくわからない何なのかがわからないもの
・将来的にキャッシュにならないもの
・架空の資産


これがたくさん記載されている場合は・・・✕ですね。

どこからか調達してきたものをドブに捨ててしまったということです。

ポイント②

あくまでも資産に記載されているものは
将来的にキャッシュフローを生み出すものでなれればならない

ゼロの評価になるようなものがたくさん記載されているならば
その会社はカラッポです。

一度、会社の貸借対照表をみてみてください。

どんな調達源泉で、どのように使われたのか?

それがよくわかると思います。

後半へ続く

KRN株式会社 代表取締役
経営コンサルタント 齋藤健太郎
コワーキングスペースBOX-VASE オーナー


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