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20220913配信 試験のいろいろ 二次試験等

公務員志望者各位

 こんにちは。キャリアセンターの○○です。

 前回の続きで二次試験についてです。

 まず、二次試験としましたが、国家、自治体、
警察によっては、さらに三次試験、四次試験、
採用面接等の試験でふるいにかけられる場合が
あります。

 ですので、それぞれ、内定となるまでにどの
ようなプロセスを経るのかを知っておくことは
とても重要です。

 国家、都道府県、政令市・中核市の多くは、
5月から一次試験が始まり、8月中には決着
します。

 しかし一部の国家系、警察等では10月に合格・
内定となる場合があります。

 公務員は民間企業の選考に比べて遅く始まり、
結果がでるのも時間がかかるのが現状です。
あらかじめ言っておくと、このスケジュールが
皆さんのメンタルをこの先、激しく揺さぶって
きます。

 とはいえ、4年生および過去の先輩方も
通ってきた道です。揺さぶられるのは避け
ようがありませんが、乗り越え方はあります。


 では、二次試験についてです。

●論作文試験 
 まず、論作文は一次試験で課される場合が
あります。どちらで課されるか注意してください。

 国家、自治体によって出題形式は様々です。

 60分程度で、文字数は800~1500字程度が
求められます。

 文字数の合格最低ラインは8割。字数かせぎ
の表現はバレバレですので、本質的なことで
8割以上書けることが必要です。

 

●人物試験
 公務員試験では面接官によって審査される
試験をこう表現します。

 ただしその形態はいろいろです。

①個別面接
 面接の王道です。面接官は2~5人です。
 面接時間ですが、多いパターンは15分程度。
 この15分というのが極めて重要です。民間
企業の面接と異なる点は、時期を見てまた
書きます。

②集団面接
 公務員試験ではあまり行われていません。
 複数の受験者が、同時に面接を受けるものです。

③集団討論
 いわゆるグルディスと呼ばれているもの
です。ゼミ等の演習のイメージで臨むと大火傷を
負います。(その理由は今後開催する対策説明会や
トレーニングでお話します。)この対策ですが、
経験値を積むしかないです。また、対策は論作文
と通じるものがあると○○的には勝手に思っています。
その点もトレーニングでお話します。

④プレゼンテーション面接
 あらかじめテーマを提示され、その対策に
ついて面接官の前で5分程度のプレゼンを行う
ものです。

⑤動画選考
 指定されたテーマ等について2~5分程度の
動画を作成し提出します。DXに積極的な自治体
を中心にじわじわ増えてきています。

⑥グループワーク
 ③に似ているのですが、討論ではなく、
「○○を作ってください。」といった内容で、
制限時間内に作業・製作を求められるものです。

⑦官庁訪問・職場訪問
 国家公務員特有の呼称・システムで、中身は
面接です。人事院が一次試験・二次試験により合格
者(採用候補者)を決定します。合格者は採用候補者
名簿というものに記載されますが、まだ採用とはなり
ません。
 採用されるには、希望する官庁や出先機関を訪問
し、そこで選考を受ける必要があります。
 訪問はネットで予約するのが主流です。毎年、訪問
できる日時とその予約開始日時は人事院から周知
されます。
 訪問での選考方法は①が主です。ただし官庁
により、1日に複数回の面接を行うところも
あれば、日を変えて複数回の面接を実施する
ところもあります。
 ですので、訪問1日目で即日内定となる場合
もあれば、何日目かで内定となる場合があり
ます。面接の結果、不採用という場合もあり
ます。

⑧採用面接
 一部の自治体や警察本部で行われています。
一次・二次を突破して採用候補者名簿に
記載された者を集めて、再度、採用するか
どうかを決める面接のことです。
 形式は①です。 
 ○○○警察本部がこの方法をとっています。
採用候補者名簿に記載された者は、警察の
上級幹部のみによる面接を受けて、10月に
ようやく内定となります。内定とならなけ
れば採用漏れです。

⑨○○○○
 国家公務員特有のものです。定員を充足
していない官庁・機関は採用候補者名簿を基に、
合格者に対して「○○○しませんか?」という
趣意の○○○○をします。○○○○の方法は
○○がほとんどです。
 今年の4年生でも、官庁からこの○○○○を
受けた方が何人もいました。この点は、国家
公務員を受験するメリットです。勤務地を
絞らなければ、官庁・機関の数は相当数
ありますので、どこかからは○○○○があり、
内定を獲れます。


 以上、人物試験はざっとこんな感じです。

 今後4年生の経験談が聞ける機会は、決まり
次第メールや掲示等で周知します。

 今年はたくさんの4年生が合格を勝ち取り
ました。その経験談から得られるものが多い
よう、しっかりと、御自身の志望先の試験の
現状は把握するとともに、できるかぎり多く
の官庁、自治体を見ておいてください。

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