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夢もなかったわたしが見つけたひそかな初期衝動


「このままでいいのかな…」


そう思うことが増えてきた。


今の働き方は自分に合っているし、
ありがたいと思っている。

収入も、販売員にしては
もらっているほうだと思う。
比べたことないからわからない。

転職サイトで見かける感じだと
そんな感じがする。


じゃあ、いいじゃん。

本来ならそう思うかもしれない。
でも、それが難しくなってきた。


コロナになって、仕事が休みになった。
1ヶ月ちょっとという休みは、
嬉しくもあったけれど不安にもなる。

販売員はお客さまと直接
お話をして成り立つものだ。

それがいらなくなったら、
わたしは必要なくなる。
無職になることが決定。

そう思ったとき、ゾッとした。


職があって当たり前。
声を出せるライブが当たり前。
友達と一緒にご飯を食べることが当たり前。

全然当たり前じゃなかったと気付かされた。


この工藤さとみという自分で
過ごす人生は、これが最後になる。

それならどうする?
今のままでいいの?

自問自答するようになる。


思い起こせば、
わたしは何かを伝えられる人になりたかった。

自分で話すことが苦手だと思いながらも。

だから、きっとノートにたくさん
自分の言葉を書き殴って来たし。

絵を描いたりもした。

手帳のデコをしたのも
何かを発信したかったから。


それで誰かの役に立てたら
うれしかった。

誰かに必要とされてみたかった。


細々とやって来たことが
少しずつ少しずつ
形になることが増えてきて、
自分はこういう風な選択をしてもいいのだと
感じられるように。


自分が生み出した何か、経験で
誰かの役に立ちたい。喜んで欲しい。

心の奥に残っていた初期衝動を
自分と向き合う時間が増えていくうちに
だんだん見て見ぬ振りができなくなっていた。


だから、少しずつでも動き出す。


夢ややりたいことがなくて
とりあえず大学に行ったけど、
社会人という選択しかなかったわたし。

いろんな人との出逢いを重ねて、
その働き方だけではないと知った。

狭かった視野が少しずつ広がる瞬間。

それを知ってしまったから、
「あのときそんな選択があるなんて
 知らなかったから無理だった」とか
言い訳にせず今から始めよう。

いつだって、
この瞬間のわたしが若い。

時間はかかるかもしれない。
失敗もするかもかもしれない。


だけど、やってみたい。
できることから手を伸ばしてみる。


夢がないなんて思っていた昔のわたしに
そのときの自分があったから今があるんだよ」と言ってあげられるように。




claquepot essay
わたしが大好きなclaquepotさんの歌詞から
浮かんできた言葉をエッセイにしています。
ぜひ楽曲も聴いてみてください!

前回は、「 resume 」

今回の曲は、「hibi

それじゃまたねも言えずにしまった何か
時が経てば消えて無くなってしまうから

取り返すなら 思い返せる今だ
瀬戸際の未来まだ 不確定

当たり前だった日々が
当たり前じゃなくなって
当たり障り無く過ごしていられなくなっていく
大切な 大切な
初期衝動は胸の中に
代わりのきかない想いに 耳を傾けて

白い梯子 渡り切ったその後ろ
振り返れば 二度と青にはならない赤

もう向こう側は歩けないと
気づいてから知る夕暮れの雑踏
でもまだ失ったわけじゃない

待ち望むのは 既視感の無い刹那
張りぼての理論武装 剥がしていく

見ないふりしていたヒビが
見ないふりできなくなって
見たいって気持ちを隠していられなくなっていく
大切な 大切な
初期衝動は胸の中に
代わりのきかない想いに 耳を傾けて

聴こえる音 震える鼓動
鳴呼 これから出会う新しさに
心躍らせていたい
どんな痛みを伴おうと
きっと意味はそこに在るから Ah, yeah-yeah

当たり前だった日々が
当たり前じゃなくなって
当たり障り無く過ごしていられなくなっていく
大切な 大切な
初期衝動は胸の中に
代わりのきかない想いに 耳を傾けて

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/claquepot/hibi/


きょうも、おつかれさまです。
またあしたね◎

ひとりごと
ライブに行ってきました〜!!!
最高に良すぎてしんどいです。笑
ふと言葉が浮かんできたので、
帰りの新幹線で書き上げました!!
やっぱこの企画自分でやってて楽しい。

いただいたサポートは、 おすすめの文具を買う費用にさせて頂きます…!!!!