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わたし失敗しませんからw

国宝の茶碗に「曜変天目茶碗 稲葉天目」という美しい陶器がある。陶磁器を焼く際に予期せぬ色の変化や文様が現れることを「曜変」という。

そして、その変化の解明は未だに謎で再現不可能なことから、かなりの貴重な逸品である訳で、国宝となっているのでしょう。

想定していたことが、これを超えて予期しない結果を産んだ。その結果が素晴らしいことになったから良かった?プロセスだけを考えればと失敗なんではないの?と。

もし、納期の期限だったら?もし、オーダーされた用途と違ったらとなれば、クレームものだったのかもしれない。

ドクターXこと外科医・大門未知子は失敗しない。医者や技術者は失敗することは許されない。けれども、研究者や芸術家は時としてこの失敗がとてつもない成果を生み出すことがある。

「失敗のススメ」とかを勧められても、市井の一労働者は失敗が怖いし、出来ることなら上手くやり過ごしたいと思っている。

芸術家になりたいものだ。そうしたら、失敗も容認できるどころか成功の糧にできる。

そういう意味では、お役人とか前例主義が絶対の世界とは対極にあると言える。

事なかれ主義や保身から、絶対に責任取りたくない業務の典型が、あちこちに見られる。いや、見られるだけでなく悲惨な事件や事故を起こしている。なにもわが身を投げ出してまで、ことを為せといっているわけではない。ほんの少し想像したり考えれば分かったはずのことが「なぜ」にと思われて仕方がない。

研究者や芸術家は本当に想定外の失敗をしてしまったのか?

大門美知子はドラマだから「絶対に失敗しない外科医」というキャラクターなんだろうが、人間なんだから失敗しそうにはなる。しかし咄嗟の判断や機転が危機を救ったりする。現実もそうなのではないかと推測する。

全く予測していなかったのではなく、「定かではないけれど。こうなるんじゃないか」とか「勘を働かせて挑戦」していたのではないか。根拠はないし再現性が担保されていないから科学的な予想ではないけれど、主観的な想像力に基づいて「失敗を恐れ」ずに実行したのではないでしょうか?

つまりは、経験や確かな技術に基づく「暴走」が「ファインプレー」に繋がったと言う好例だといえます。

そうだとすれば、大門美知子もリアルに実在してもおかしくないのかも知れません。

1に想像する力 2に実行する力 34がなくて 5に考える力 だね。



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