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添削指導って必要?

出願時のPS、留学中の課題、そして卒論。
どれを書くにせよ、私達は思う。




「きちんとした英語にしないと…!」




私達日本人の思う「きちんとした英語」ってどのレベルなのか。




今なら分かる。

日本人、真面目過ぎ(笑)




かく言う私も、実は完璧主義なところが多分にある人間なので「非の打ち所がない英語」にしないといけないと思っていた。
ちょっとでも文法ミスがあると落とされるんじゃないかって心配だった。




私が添削を依頼した相手はこんな感じ。

・出願時のPS
→イギリスの大学・大学院卒の友人(日本人)
・大学提供の奨学金(実は私奨学金getしてるのです)出願依頼
→なし
・初エッセイ課題(1500words)
→元語学学校教師のおばあちゃん(£30)
・その他レポート及びポスター(1500~3500words)
→学内にあるStudent Learning Serviceとクラスメイト
・卒論
→PSと同じ日本人
計:8人


前もって伝えておきたいのは、
誰もproofreadingはしてくれない
ということ。
留学で冠詞の使い方や助動詞の使い方を誰かに教えてもらいつつマスターしようなんて考えてはいけない。

「なんでここにtheいるの?」
「う~ん、なんとなく♪」

とか返ってくるだけだしね。
もう、こういうのは自分で経験して慣れるしかない…と私は思う。
日本語だって「雨がザザ降りと土砂降りってどう違うの?」とか言われても困るのと一緒やで、多分。


で、こうやって色々なご縁あって依頼した添削指導だけど「自分のレポートの質を上げる」という観点で一番意味があったと言えるのはクラスメイト。
・レポートのことを一番理解している。
・同じ知識を持っているから何が言いたいか分かっている。
この2点はやっぱり大きい。
ただ、共倒れの危険性も隣り合わせ(笑)

後は、偶然にもStudent Learning Serviceのスタッフの1人に理系の現役Drがいて。
彼女は心理学専攻ではないもののやっぱり教養としてたくさん知識を持っていたしレポートの狙いを把握するのも早い。
理系のレポートの書き方も分かってるし、理系特有の思考パターンが共有出来るのは非常に有難い。
この人との出会いは本当にラッキーだった。

ちなみに息子がジブリファンらしい。
あ、英語ではジブリが「ギィブリィ」みたいになるから要注意な。
ジブリって言っても伝わらんし、ギブリとか言われてもこっちも分からん。
トトロも日本みたいにトトロだけで全て伝わると思ったら大間違い。
My neighbor Totoroって言っても伝わらんくらい。
ジブリネタは万国共通と思ってはいけない。


「言いたいことを(依頼先に)汲み取ってもらえる上に字数制限まで気にして増やす(or減らす)提案とかしてくれる」という観点では断然日本人。
ただ、専門は違ったので、卒論は一般的な部分、つまりAbstractとIntroをメインに見てもらった。


残念ながら意味がなかったと言えるのは有料のおばあちゃん。
このおばあちゃんは元語学学校教師っていうだけあって、IELTSのWritingレベルのことしかしてくれなかった。
つまり、アカデミックに通用するレベルではなかった。




で、気になるのがそもそも添削はいるのかどうか。

私が奨学金申請の時に誰にも依頼しなかったのは、なんてことはない、締切直前で時間がなかったから(笑)

秋学期を通して薄々気付き始めたのは、留学生の中には信じれないレベルに英語が出来ない生徒がいるなぁ…ってこと。
後は、ネイティブレベルに喋れても書けない生徒はいっぱいいるってこと。

これは春学期、確信に変わった(笑)
もう、ヤバいレベルで英語出来ないクラスメイトが何人もいたのだ…
IELTS5.5(visa取得に必要な点数)すら持ってないんじゃないかと疑いたいレベルだし、未だ疑っている。

彼らと自分のレポートを並べたら、絶対に見劣りしない(笑)

つまり、自分の文法やらを気にして添削に出す必要ないし、そもそも誰も徹底したproofreadingはしてくれないからどうしようもない。




じゃあ何の為に出すのか?




特に秋学期、まだまだ何も分かっていない中で書くレポートは往々にしてお門違いになりやすい(と思う)。

IELTSのWriting練習で文章の組み立てが分かったと思っていても、実際大学で求められるのは全然違うもの。
私の場合、たくさんのレポートを経験する中で自分の中に「英語で文章を書く」という流れが出来上がったと思う。


海外の大学院は日本と違って「提出すれば単位がもらえる」ものではない。
だから、いかに自分が支離滅裂な文章構成で自己満足に陥っているか、それを客観的に指摘してもらう必要はある。


ということはよ、はっきり言ってPSの為に留学エージェントに言われるままに1万とかお金かけて添削依頼出す必要はないわけよ。
アカデミックでも何でもない、いわゆる志望動機なわけだから。
長さもあんまり覚えてないけどA4で1枚とかやん?
支離滅裂になり様がない。

私みたいに友達がいれば絶対その人に依頼すべき。
いないなら…探すのだ(笑)


もちろん、これ読んで「じゃあ添削いらんやん」って思うのであればいらんと思うよ。
私から言えることは、めちゃめちゃお金かける必要だけはないでってことやね。


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