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人の性質は万国共通っぽい。

9月、それは日本人にはピンと来ないが、始まりの季節。
諸外国では、新しい学年のスタート。
つまり、このカオスな中必死の思いで海を渡った日本人もいるわけで。




私はMSc Psych conversionという、要は心理の分野にキャリアチェンジしたい人の為のコースで、大きく分けて2つのモジュール(科目)があった。
心理学をザザーッと網羅するものと、統計学をザザーッと網羅するものだ。
きちんとお伝えすると、

心理学:
Individual Differences(ユングから始まるレベルの心理学の基礎)
Social Psych(社会心理学)
Cognitive Psych(認知心理学)
Developmental Psych(発達心理学)
Brain & Behaviour(脳科学みたいなやつ)

統計学:
Quantitative/Qualitative Stats(量的/質的統計学)

lecturerにはメインになるDrがそれぞれいるんだけど、ちょこちょこPrfが登場する。
特にIndividual Differencesには何人ものPrfが登場し、都度自分の意見を交えながら時に過去の文献を全否定しつつ色々教えてくれた。
やっぱりPrfはPrfになれるだけのことがあるんやなーとしみじみ思ったことは今も覚えている。

で、サラッと言うと、Social psychとCognitive psychのDrは最悪やった。

何がって、まず完全にやる気がない(笑)

新学期始まったタイミングに新婚旅行ぶつけていきなり代理のDr登場し、代理Drは授業中に「コレ私が作ったスライドじゃないしよく分かんないんだけどぉ~」を連呼。
当の本人は旅行明けの授業でいきなり差別発言連呼するアングロサクソン万歳!な女子だった。
質問のメールしても返してこないのに授業終わりは急いで退散。
何の連絡もなしにテスト前にストライキに入りテストに関する質問を一切受け付けない。
授業スライドは10年くらい使いまわし。
そのくせテストが鬼の様にムズかった。
テスト開始数分で教室の空気が凍ったのは忘れない(笑)

もちろん、一生懸命教えてくれていたDrもいた。
前述の様なDrがいるからこそ、皆から神の様に崇められていたDrもいたしね。
そしてこういう人達のテストは勉強さえしていれば出来るという努力は報われますよタイプ。

ちなみにビジネス系のコースには、思いっきり某国の生徒がたくさんいる授業中に某国の批判を繰り広げ、挙句「キミ達はボクの言ってること分かってないでしょ♪」とか言うDrもいたらしい。

ま、要は色々いたわけだ(←雑)。


そして大学院留学において忘れてはいけないのがsupervisorの存在。

一部のPrfとDrはそれぞれ何人かの生徒を受け持つ。
私ら生徒は、supervisorと色々話し合いながら卒論を進めていく。
つまり、supervisor次第でやりやすさが全然違ってくるわけで。
でも、全てのsupervisorに授業で会う機会があるわけではないから、supervisorで卒論のテーマは選べない。

個人的には、場所柄物凄い訛りの強い人もいたから発音で選びたいという思惑もあったんだけど…(笑)

残念なことに、私のsupervisorは…
人付き合いが非常に下手、頑固、喋るの好きじゃないくせにメールが嫌い、相手の話聞かない、どこのアクセントか分かんないけどちょいちょい意味不明発音飛び出す、発語がささやき女将的でそもそも聞き取りにくいetc...

毎週Skypeで色々とやり取りしてたんだけど、まーストレスやった(笑)

クラスメイト情報によると、全く質問を受け付けないsupervisorもいたらしいし、逆にめちゃめちゃ親身になってくれるsupervisorもいたらしい。

他のコースでは、夏前になっても未だ自分の担当supervisorが知らされていないとボヤいていた話を何人からも聞く始末(笑)

 

 

 

色々なlecturerを目の当たりにして改めて思ったのは
大学は教育の現場ではない
ということ。
学びの場ではあるんだけど、人を育てる場所ではない。
だから、先生という立ち位置にはいるんだけど、誰も教育という観点は持っていない。
先生業を満喫してる人もいるけどね。
 

これって、私が大学の時にも感じたこと。
私は当時、配属先を選ぶ時に教授で選んだ。
だって、理系って最後の一年はみっっっっちり研究室に所属するからね。
やりにくい教授となんてメンタル持たないのよ。


で、私目線で一番生徒を育ててくれるのが、私の選んだ教授だった。
傍から見たら一番変人で研究内容も難しく、人気のない研究室だった(笑)
でも、気付けばうちの研究室が一番平和な毎日を過ごしていたのは事実。




なんかもう、日本も海外も同じやなってめちゃ思った。




日本人って意見言わないし前に出ていかないからお喋り下手で内向的、外国人はいつも明るくハキハキ意見して外向的なイメージがあるかもしれない。

でも、そんなことない。

外国人だろうが日本人だろうが、外交的な人もいれば内向的な人もいる。

問題は、どんな相手とでもやっていける英語力がこっちにあるかどうか、ただそれだけ。


そして、英語力が足りなくても、ひるまない勇気が必要。


昨日も書いたけど、当たって砕けろの精神が大事。
なんだこいつって思われても大丈夫。
明日には皆忘れてるから。
まあ、私みたいにコース内に日本人1人しかいない上に当たりまくってたら覚えられるけどね(笑)
質問しまくったし、色んな勉強に関するリクエスト出しまくったからね。


Lynn、パニックになるな、まだ始まって一週間だ、落ち着け、楽しめ。

これが秋学期も春学期も最初の一週間目に言われてた言葉(笑)

私は英語力でハンデがあるから皆より何もかもスローペースなの!
だから、すぐに始めないとすぐ置いていかれちゃうの!

何回訴えたか分からん。

私の意見だけど、イギリスの人達はスロースターター。
でも、最後の追い込みは割ときっちりやる。
つまり、最後のダッシュが凄い。
最後のダッシュで彼らと同じ勢いで走れるのであれば、何も考えずにボーッと授業聞いてても大丈夫だと思うけど、そうじゃないならやっぱりね…


ひるまずマイペースを掴み取ることをオススメします。

怒られることはまずないのでね。




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