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人生はEasyモード?Normal?それとも

大半のゲームはプレイする最初のタイミングで、ゲームの難易度を選択することができる。

これはあとから変えられるゲームもあれば、クリアするまで変更不可なものもある。

Easy

Normal

Hard

大体はこの3種を含んでいる。

そして自分がプレイしたことあるゲームではさらに上のExtreme(最高難度)も存在していた。

自分は最初プレイする時はNormalでやる。他の難易度は2周目以降するときに変えればいいやって思いながら。

2周目なんかほとんどしたことないのに。

最初からEasy選んで簡単すぎてつまらなかったら嫌だし、Hard選んで難しすぎてつまらなくなるのも嫌だ。だからNormalでやる。だって、ゲームの開発陣が1番適正な難易度だと思ってるのがNormalだしね。

ただ開発陣がそのゲームをどの層(初心者層なのかゲーマ層)に向けて作ってるかでそんなもの変わってくるのに。そんな単純なことも当時は考えていなかった。今気づいた。

でも思い返せば、エンディングまで行かずにやめてしまったゲームって難易度のせいとかじゃなくて、単純にハマらなかったやつとか操作性で好きになれないとかしかなかった。

やったことあるシリーズの作品は慣れているからいきなりHardなんかでやったこともある。

Hardの良さはやっぱりなんといっても達成感だろう。一つのミスも許されない、そんな緊張感と極限状態でクリアしたときはやみつきになる。

逆にEasyではやったことない。ミスしまっくてもクリアできる。それでクリアして嬉しいのかなと思ってしまうから。

だからやるとしてもNormalかHardだ。


でも人生は?

もし選べるならEasyがいい。そう思ってしまう。

自らHardやExtremeを選ぶ人は稀だろう。

ゲームの時とはまるで逆だ。何故だろう。

きっとそれは、ゲームには目的(明確なクリア)があるのに対して、今の自分の人生にはそれがないからだろう。

人生のクリアやゴールってなんだろう。一生わからないものか、それともそれは死ぬときに分かるのか

「ああ、俺はゲームクリアしてたんだな」って

途中で目標を達成してもそれは通過点にしかならない。現に自分の受験や就活がそうだったと思う。

さっきも言ったけど、難易度を上げるのはやりがいや達成感を求めているからだと思う。

だから自分は人生にやりがいを見出せていないのだろうか。

ゲームみたいに休憩ができないのが人生との大きな違いだ。ゲームはポーズボタン(一時停止)がある。休憩してれば時は止まるし、難易度が変わることもない。それにセーブポイントもある。

対して人生はどうだろうか。休憩しても時は止まらないし休憩すればするほど難易度があがっていく。それにセーブポイントもない。


話を戻すが、ここでいう人生Easyモードとは、例えば

生まれつき容姿がいいとか

スタイルがいいとか

生まれた家庭がとんでもないお金持ちとか

つまり、生まれた時点で何かしらのアドバンテージがある人だ。

本人の努力などにそこまで関係なく楽して生きていける人たちのこと。もちろん容姿やスタイルを維持するために努力はしているだろうけど。

でもこんな人生楽しいのだろうか。

多分楽しいと思う。自分の好きなことをやってあまり苦労もせずにでもその中で好きなことを見つけて、、正直最高だと思うし羨ましい。


こんな戯言をつぶやいている自分も日本に生まれた時点で、Extremeではないのだろう。こうやってタブレットを手にして、文字を打ち込んでいる。

その事実だけで、内戦地帯やアフリカの貧困地区で生まれてきた生命とは確実に人生の難易度が違うはずだ。

でもそんな人生Easy組でもこの世を自ら去ってしまう人もいるだろう。

例えば、最近相次いでニュースで耳にする女優や俳優の死である。

彼らはきっとその生まれ持った能力を活かせばEasyモードでも歩めたのではないかと思う。でも、人生をあえてHardモードに変えて、休憩ができず投げ出してしまったのかなと思う。

きっと彼らは責任感だったり、熱意が人一倍あったのかなと都合よく解釈してみる。


昔からよく思うことがある。

生きるために仕事してお金を稼ぐのではなく、なにか目的のために人生を生きたい。

この目的はちっぽけなものでもいい。

円満な家庭を築きたいとか。子供と暮らしたいとか。

海外で優雅に暮らしたいとか。

そこでふと思う。これは本質的にはやりがいや達成感を求めているのではないか。

小さな目的の達成の積み重ねで人生は形成される。目的を達成したら次の目的へ。その繰り返しだ。

これはゲームの途中途中の章と同じだ。

人生はきっとゲームだ。


ピンチや窮地の時によく自分に言い聞かせる言葉がある。

「さあ、面白くなってきたじゃないか」

これがきっと自分自身の求めているものであり本質だ。

それならEasyではなくHardやExtremeをあえて選んでやろうじゃないか。








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