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あなたは「天空の森」を知っているだろうか

私の好奇心はくすぐられた。
「ニッポンの風景をつくりなおせ」という本を読んでいたのだが、その際に登場したキーワード「天空の森」をググった。
するとなんということでしょう・・・という内容がこの記事の話題である。


私が読んでいた本がこれ

表紙からして面白そうである。だから手にして読んだのだが、、
ででで、私のド肝を抜いたのがこちら

天空の森である。
ホームページがこちら。

ホームページがホームページでまたまたしゃれているのである。
創業者は田島健夫さん。孫はフランスに住んでいるとか。

田島健夫さんは、母親が経営する妙見温泉の湯治旅館「田島本館」で生まれました。
田島健夫さんは東洋大学卒業後に、銀行に就職されますが、銀行員に向いていないことを自覚し、すぐに銀行を辞めます。その頃日本では「新婚旅行ブーム」により霧島市の温泉宿を訪れる夫婦が増えたため、田島健夫さんは母親が経営する宿の近くで木造2階建ての旅館「忘れの里 雅叙苑」を開業しました。でも最初は資金がなくてボロボロだったため、客が来ることはなく、経営難に陥ります。

 そこでひらめいたのが、「1泊3食付き3500円」という料金設定で、近くの発電所の工事に来ていた作業員を呼び寄せることでした。
この施策により客は増えたものの、無謀な要求が増え、ストリップの出張サービスを呼ばれるという散々な状況となります。悩んだ田島健夫さんは、「自分の理想の宿を作ろう!」と考え、1975年に茅葺屋根の古民家を移築して『忘れの里 雅叙苑』をリニューアルしました。
さらに、「人が絶対にマネできないものを創造しよう!」と考え、1994年に「天空の森」の建設をスタートし、2004年に霧島連峰を見渡す丘の上に「天空の森」をオープンされました。旅館スタッフと共にチェンソーで100万本の竹と木を伐採し、10年の歳月をかけられたのです。土地を探すだけで7、8年もの歳月を費やし、当時100人くらいの地権者を自ら説得して回っていたとのことですからすごいバイタリティです。

 ちなみに、伐採した竹や木は、「忘れの里 雅叙苑」や「天空の森」の建築資材として活用されていますので環境への配慮もされています。

私は里山資本主義や田舎ニート、そして田舎ビジネスのような本をたくさん読んでいる。そのため余計に彼の経歴に感銘を受けている。
あああ、やはりこういう発見があるから読書は楽しい。


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