【感想】光る君へ 第11回「まどう心」
『あさきゆめみし』がそろそろ読み終わります。あと2冊。
今年の4分の1が終わるところでやっと読み終わるペース。こんなペースで原典を読むことなんてできるんでしょうか。楽しめる範囲で楽しみます。
以下、感想です。
・宣孝、これだけアレコレ言ってる男が「未来の旦那」なの面白すぎる。コントか?
年齢差を考えても、むしろ結婚を世話するのが順当な立場ですよね。ここからどういう経緯で結婚に至るのか楽しみ。
・行成、道長の変化を感じ取っているな……。
・道綱の(この人誰だっけ)の表情、伝わってくる。今週のかわいい枠、道綱……。
・兼家、虫けらと言いながらすげ~~~丁寧では……?
・花山天皇の数珠が切れて北斗七星になるの笑ってしまった。今回は北斗七星を印象的に見せてきますね。一条天皇のお召し物にもあった。
・今回の逢瀬。
まだ諦めていない道長にちょっと驚きました。まひろの返答にも。妾でも十分じゃないのか、なぜ断ったのか? をずっと考えています。
この時代は妾がいるのが普通であること。
為時(父親)が妾の面倒を見ていること。
宣孝も複数いる妾を大事にしていること。
このことをまひろは知っている。
また、妻の身分が出世に関係してくる時代だから、まひろが先週望んだように「出世して世を変える」なら、猶更まひろを正妻にするわけにいかない。絶対そんなことわかっているんですよね。賢い子なので。
あえて身分不相応なことを言って道長に諦めさせようとした説を見て、あえてわがままを言って怒らせたと納得はしたけれど、なぜそこまでして拒否するのか。
名実ともに一番の妻でありたいとか、
妾になることで父の官職を世話してもらえる、でもそうした打算で妾になったと思われるのが嫌だとか、
そういう理由もあるかもしれません、が。
まひろの母親は正妻の立場でしたが、為時は妾の家に行き不在にすることが多かったようでした。
あの時の自分の気持ちを覚えていて、そもそも妾という制度自体に思うところがあっても不思議ではありません。
正妻にも妾にも、お互いにとってよろしくない存在になる……と考えているのでしょうか。
で、ここまで書いて、まひろと倫子様の関係に、紫の上と明石の君を重ねて考えてしまいました。
同じ男性を愛しながら、後年は友情を育むこととなった二人……。
今回は視聴者がヒェ~~~ッと肝を冷やす会話をしていました。(知らずに見れば平穏なガールズトークなのがまた……)
倫子様は利害関係は別として、まひろを気に入っている部分もあるのだと思いたい……な。
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