ドラッグストアで商品を見ていた時のこと。店員が小走りに店先に向かい、自転車に乗ろうとしていたおばさん（もはやお婆さん）に声を掛けた。

「こちらお忘れですよ！」

それは、丸々と中身が詰まったよくある白いレジ袋で、持ち手部分は結ばれていた。おばあさんは、自転車のハンドルを握りながらその店員に一言。

「あら、それ捨ててってお願いしたわよね！！」

その剣幕に押されて、若い男性店員は、その袋を持ったまま、すぐにレジに戻っていってしまった。その後、そのおばあさんは、何事もなかったかのように、自転車に乗って行ってしまった。

このやりとりは、あっという間の出来事だったが、かなりインパクトがあった。そもそもどんなやり取りがあったのだろうか。

まずは、おばあさんが、自分で持ち歩いていたゴミの処分をレジで頼んだのだろう。普通は丁重に断るはずなので、この店員もそうしたはずである。しかし、このおばあさんは、そのまま置いていったために、店員が持って追いかけたのではないだろうか。その結果、悪びれることもなく逆ギレして「あら、それ捨ててってお願いしたわよね！」になったのだと推測する。

お願いしたのだから、受けて当然と逆ギレされたら、本当に迷惑です。

令和では、こんな光景がますます増えてくるのでしょう…。