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年度が新しくなりました。

2024年度が始まりました。雨ですが、暖かい朝です。
朝一で再任の辞令をいただきました。健康に留意して3年間務めて参る所存です。

辞令です

という訳で、今年もやることがいっぱいあります。ちょっと羅列してみます。

小中一貫校建設にかかる基本構想と基本計画の策定
※ここには、町民の方々の学校に対する夢や希望や期待をいっぱい詰め込んで策定することが必要です。
 給食室を校舎内につくるとか、町民みなさんが使える集会室や体育館とか、学校図書館を町民の方々の利用ができるようにするとか。。。
 たくさんの機能を持たせることになると思います。

R7から開校させる分離型小中一貫校の在り方について、できる限りわかりやすいリーフレットを作って配付する。
勿論、翌年には、葉山中学校、葉山小、一色小、上山口小の分離型もスタート。
上山口小の在り方の検討も当然必要。単級ですので。

小中一貫校のカリキュラムの在り方の検討。 
※小6と中1の断絶を解消
※小学校でワクワク感を消さない授業作り
※AIドリルの子どもたちの活用促進

インクルーシブな教室づくり
※リタリコツールの利活用
※学校に登校できない子どもたちへのケア
学習保証は、AIドリルを利用できることをきちんと周知

などなど。
まだたくさんありますが。。。
葉山町は、ひとつの教育ミッションを昨年度定めました。
きっと知らない人が多いと思いますので、ここで、宣伝しておきます。

葉山町のスクールミッション

1.社会の変化、葉山のまちづくりとともにある学校

世界は不確実性の高い、先行きの見通しが難しい「VUCA (ヴーカ) の時代」に。さらに、日本はその中で、社会や経済が縮小する 「Shrink (シュリンク) の時代」を迎えています。
私たちが経験したことない、VUCA(ヴーカ)の時代、Shrink(シュリンク)の時代。さらに「AI の時代」。新しい社会を生きる子どもたちは、これまでの常識が通用しない、正解のない、多くの問いにぶつかります。
新しい社会では、「新たな価値を創造する力」「対立やジレンマに対処する力」「責任ある行動をとる力」が求められます。工業社会において重視された集団の「規律」よりも、「自分を知り、突き詰める」ことが働くうえで強みになります。
9年間の教育課程においても、様々な問題を思慮深く考え、それらを解決する力を身につける鍛錬を、意図的・計画的に積むことが求められています。
一方、教育は学習者の人生を豊かにするだけでなく、他者や葉山、国、世界を豊かにする人材を育成します。
また、教育そのものの質と、それを支える学び舎の充実は、葉山のまちづくりにおいても様々な効果を上げることが期待できます。

2.夢や目標をみつける力、みつけたときに行動できる力が学べる学校

15 歳までに、人生における夢や目標を持つことはできるでしょうか。そもそも、夢や目標を持っている人はどれほどいるのでしょうか。
繰り返される日常に大きな不安や不満もなく、むしろ快適な生活が送れているのであれば、新しいことに挑戦しようとする気持ちは生まれづらいのかもしれません。
でも、「あの頃、もっと勉強しておけばよかった」と後悔する大人は少なくありません。
それは、多くの大人が、目標を持つことや、学び直しの必要性を、社会に出てから強く感じているからではないでしょうか。もちろん、社会人になっても学び直しはできます。でも、学校という学びにとって最高の環境にいる時間は、特別で貴重なものなのです。
だからこそ、 葉山の学校では、かけがえのない 15 歳までの時間でワクワクする“気づきの最大化を目指します。自分の関心を徹底的に追求するような課題解決型の学びを通して、
自分の夢や目標が持ちやすくなる当事者意識を育みます。同時に、自分の思考の特徴を理
解するメタ認知能力を高め、夢や目標が持てたあとに役立つ、学習スタイルの獲得を目指
します。

3.進取の気象に富んだ学校

「進取の気象に富む」とは、従来の習わしにとらわれることなく、積極的に新しい物事に取り組んでいこうという気質や性格を指します。
学校教育においても、社会の変化とともに、総合的な学習の時間や情報教育など、重点化すべき学びはありますし、教育の基本的なスタンスも、教員による一方的な「指導」から、子どもの自律を促す「支援」へと変化しています。
また、学校は、何より、VUCA(ヴーカ)の時代、Shrink(シュリンク)の時代、AI の時代を生きる、子ども中心でなければなりません。しかも、子ども中心の学校は、教員もワクワクできる働き方改革と一緒に進めないことには実現できません。
カリキュラムは学習者のためだけでなく、教員が学びあえるようにするためにも、工夫しなければなりません。スクールポリシーに向かっていない、教員にとって過度な負担となっている、そうした取組・行事・会議等については、ドラスティックに見直し、積極的
に新しい手法を取り入れましょう。
また、学校が変わるには、コミュニティ・スクールの利点を最大限に活かしながら、学校、保護者、地域、企業のすべての力を融合させ、「共生」を生み出すことが有効です。関係者の皆さんとともに新しい社会が求める学びを創造しましょう。

葉山町スクールミッション


葉山のどの学校もこの3つのミッションを達成するために、学校では、その特性を鑑みた上で、スクールポリシーを作っています。
ミッションは、大人の人向けですが、ポリシーは、校内の子どもたちに向けての学校が向かうブレない考え方が書かれます。
焦らず、少しずつ。前に進めて参ります。
いろんなご意見をいただきたく。
という訳で、今年も始まりました。

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