稲垣 一郎

葉山町の教育を司る職に就いています。

稲垣 一郎

葉山町の教育を司る職に就いています。

最近の記事

年度が新しくなりました。

2024年度が始まりました。雨ですが、暖かい朝です。 朝一で再任の辞令をいただきました。健康に留意して3年間務めて参る所存です。 という訳で、今年もやることがいっぱいあります。ちょっと羅列してみます。 小中一貫校建設にかかる基本構想と基本計画の策定 ※ここには、町民の方々の学校に対する夢や希望や期待をいっぱい詰め込んで策定することが必要です。  給食室を校舎内につくるとか、町民みなさんが使える集会室や体育館とか、学校図書館を町民の方々の利用ができるようにするとか。。。  

    • 青山さんの著作

      葉山町のオルターナティブスクールのひとつのヒミツキチ森学園のグループリーダーの青ちゃんの著作。 実践には、とても役立つ本です。 読んでる途中でメモった言葉を以下に記しておきます。 ネタバレになったらすいません。 先入観の排除 個人の得意技でクラス(社会)に貢献 プロジェクトの究極目的は、社会のためになること。 掛け持ちの子どもの意識 視覚化 フローと線表 リフレクション 問い appreciation 感謝 熱量 みんなに知ってもらうため、楽しんでもらうため

      • 卒業の季節です。

        葉山町小学校、中学校も卒業式を無事終えることができました。 25日は、終業式と離退任式です。 小生は、12日に葉山中学校、19日に葉山小学校に参加させていただきました。 来賓としての祝辞を述べるのは初めてで、これまで校長として話してきたこととは、少し違う感覚を持って生徒の皆さんに話をしてまいりました。 壇上から見える景色は、やはり静謐な中にも素直な眼差しがあり、校長としての眺めとある意味同じ感覚がありました。 以下、中学校で話した元原稿です。 という感じで、軽く短くをモッ

        • 誰にとっても安寧な世界を

          ドクタースランプ、ドラゴンボールの鳥山先生の訃報がネットを埋め尽くしてます。 来週は、3.11。 今日は、葉山町は、防災講演会です。 アラレちゃん、悟空。。。とても小さな世界観のようで、とても大きな世界を描く。 ペーソスだったり、パトス、マジ真剣だったり。 ありがとうございました。 さて、「誰のための学校」。 当たり前の話。 儀式としての入学式から卒業式まで。 上野千鶴子さんの相変わらずのシニカルな文章です。 「あんたたちに日本の未来は託せないよ」 でも、そのあんたたち

        年度が新しくなりました。

          よーい。はじめ

          卒業 葉山もこれから卒業式を迎えます。 「正解」 Anti Anti Generetion Radwimpsより抜粋 あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ だけど明日からは 僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ また逢う日まで 次の空欄に当てはまる言葉を 書き入れなさい ここでの最後の問い 「君のいない 明日からの日々を 僕は私は きっと (きっと) □□□□□□□□□□□□□□□□□□」 制限時間は あなたのこれからの人生 解答用紙は あなた

          よーい。はじめ

          未来の教育を考える会〜教員の働き方改革を考える〜

          日曜日は「未来の教育を考える会vol.5」教員の働き方を考える に参加して来ました。 場所は、新宿。 詳しくは、たのさんこと、田上誠吾さんのページでグラレコご覧ください。 https://m.youtube.com/watch?si=x78kZBVc-yzCffk5&v=1f0oX5lqTsQ&feature=youtu.be 私が、最初に話した現在高校3年生は、(名前は了解取ってないので伏せます)今自分が学んでいる高校があまりにも先生たちが忙しくイライラしていると話して

          未来の教育を考える会〜教員の働き方改革を考える〜

          今年の教育シンポジウム

          今日は、バレンタインデイです。 なぜか県立高校の入試の日に当たることが多いですね。 県内の受験生の皆さん。 全員がフルパワーをしっかり出し切ってくれることを葉山の地から祈念いたします。 湘南にいた頃の恐らく野球部の連中が受験生に激励の意を込めてグランドに描いたもの。 今日は、描いてあるのかなぁ。。。などと思ってみたり。 さて、本題です。 今年の3月25日月曜日に葉山町福祉文化会館ホールにて、 10時から「みんなの学校」上映 13時35分からもう一度「みんなの学校」上映。 1

          今年の教育シンポジウム

          2024年

          今日は、人間ドックでした。 必要なんですが、できるだけやりたくないと思うのは、人の常。 去年の今頃に胆石が悪さをしてとんでもない痛みを味わい、お酒と脂っこいものは、食べるといかん!と医者に言われ、8月おしまいに胆嚢除去手術を終えるまでに、ほぼアルコールも抜き、緑黄色野菜🥦を食べるようにした結果が、出てますかね。。。と不安の中、バリウムであっち向いてホイ的にあちらこちらに向かされ、水いっぱい飲めと言われ、問診で、血液検査の結果を見せてもらうと。。。様々改善されてました。 やれば

          恩師たちに逢うなど。

          霜月の最後の日曜日に所謂恩師の方々と宴を催す機会がありました。 こちらが、年金をいただける年齢であるということは、恩師の方々は、当然それなりの年齢です。 神奈川県は高等学校100校計画の真っ只中。 我が母校も50周年を迎えました。 本当に自由であった高校。 ありがたい限りです。 恩師の方々には、感謝しかございません。 で。。。 吉川 結芽さんが投稿した「死」についての想いを谷川俊太郎に聞いた記事が先のもの。。。 結芽さんは、その思考を恐怖のよって中断すると言う。 理由は、

          恩師たちに逢うなど。

          この取組は、良いですね。

          映画は、オンラインで拝見しました。 オンラインでまた見れますよ。 https://mps-ambassadors-vol19.peatix. 日本の小学校年生から中学3年生までが、アンバサダーの対象です。 子どもたちが自ら考えてみることの素晴らしさ。 マイクロプラスチックのことがここでは、課題ですが、ひとつの映画で止まらない取組がやはり素晴らしい。 集まった子どもたちの自由発想を更に展開できる場としても素晴らしい。 教育の場は、至る所にあります。大人が恣意的にここにある

          この取組は、良いですね。

          最近の様々なことについて

          いつの間にか、冬になりました。 葉山小の背景の富士山も白く帽子です。 まずは、上山口小の創立150周年祈念式典について。 以前書きましたが、明治5年の学制公布、翌年7月10日に新善光寺を仮校舎として山口学校が上山口に設立。 教員4人、生徒男子96人女子32人。 その当時にすでにこんなにも多くの子どもたちが学びに参加していたことにまず驚嘆。 当たり前ですが、学年もクラスもない。みんなで興味津々の探究的学びをしていたに違いない。 イエナプラン的に言うとブロックアワー! 今年

          最近の様々なことについて

          考える。AI。何?

          canvaでいただきましたお題の画像。 なんとなく、下の英文が気に入ったので、これにしました。 You know you've read a book when you turn the last page and feel a little as if you have a lot friend. イメージング。これがとても大切です。映像は、視覚的に決定的に押し付けをしながらも、それが気に入れば、とても自分の気分を良くしてくれます。言語は、自らの想像力を使わないと場面設

          考える。AI。何?

          LITALICOに取材をしていただきました。

          神奈川県は、以前から特別支援教育と呼ばず、「支援教育」として、今でいうインクルーシブ教育、全ての子どもたちを対象として支援をしていこうという考え方を持って教育に取り組んで来ました。 昔から支援教育の理念を理解している人にとっては、インクルーシブ教育という概念や言葉もなんで今更。。。感もあります。 とはいえ、この国の教育では、本当の意味でのインクルーシブも実態としてなかったのも事実であろうと思います。 県立高校で最初に四肢に障害のある生徒がクラスにいた時には、クラスメイトは、

          LITALICOに取材をしていただきました。

          葉山町教育研究会を拝聴しました。➕田村先生から教員の皆さんにお話をしていただきました。

          8月23日に國學院大学 田村 学 教授のお話を葉山町の教員全員で拝聴したしました。 お題は、「「問い」を持ち協働的に探究すると子ども 9年間の資質・能力を育む探究学習」でした。 田村先生の講義は、いつものように軽妙洒脱。 ロジックがしっかりされているので、ブレがなく今の義務教育の授業論としての本当に必要なエッセンスをしっかりと伝えてくださいました。 令和の日本型教育がなんたるか、学校の大切さをしっかりと話してくださる中で、授業のあり方の変革を説いていただきました。 アクティ

          葉山町教育研究会を拝聴しました。➕田村先生から教員の皆さんにお話をしていただきました。

          スポーツを子どもたちが主体的に科学すること

          葉山町教育委員会は、株式会社SPLYZAと連携協定をいたしました。 さて、何ができるか。。 子どもたちが自ら運動ということをアナライズする。 きっとワイワイしながら、答えを見つけようとします。 でも、人によって身長も体重も他の様々なことも異なるので、単純に答えは出ないということにもきっと気がつくはずです。 できるようになった時のガッツポーズが子どもたちの探究心を更に喚起していくことでしょう。 先生は何をする? teachではないですよね。 見本を見せることは、ありかもですね。

          スポーツを子どもたちが主体的に科学すること

          新しい社会と学びと、学校再整備

          議会懇談会で話した今後の学校教育と施設再整備の方向性についてを添付PDFで。 老朽化の進む小中学校。 もう考えてるだけでは、駄目なので、スタートを切らせていただきたい。 スタートのためには、葉山としての教育観が必要。 歴史を紐解くと。 明治5年の学制公布、翌年7月10日に新善光寺を仮校舎として山口学校が上山口に設立。 教員4人、生徒男子96人女子32人。 また、同日に仮校舎相福寺として堀内学校が開校。 教育3人、男子68人女子27人。 長い歴史とともに葉山の学校は、存

          新しい社会と学びと、学校再整備