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日経平均をEPS×PERで考える

こんばんは。
年初から連騰を続けていた日経平均も今日は流石に下げましたね。
ただ、個人的には34000円が一旦の上値になるかと思いきや、そこから更に2000円も上昇してくれたので嬉しい誤算となりました。

もともと年始34000円仮説をたててフルポジションを組んでいたので、短期目線のいくつかの銘柄は利確し、だいぶ軽くなりました。

急騰した時は天井で売りたいという気持ちから上がってる時に全て売ってポジションをゼロにしてしまう人がいますが、上がっている時は相場に残り続けることがとても大切です。
「下がったら買い出動できる」ぐらいの余力を残して、あとはホールドした方が結果的にはパフォーマンスが良くなることがほとんどです。

さて、タイトルにある通り、ここからの全体相場についてですが、今回の日経平均の高値ブレイク後の上昇幅(33800→36000)は、だいたい現在の日経のEPS2250円分です。
つまり今回日経はPERでいうと1倍分上がったということになります。
ちなみに今日時点での日経平均PERは15.7倍で、ここ最近の日経平均のPERでいうとかなり高い水準です。

しかし、この図からもわかる通り、アベノミクス終盤での日経PERは18倍越えでした。もしここまでPERが水準訂正されるなら、日経平均は2250(円)×18(倍)=40500円となります。
最近「日経40000円」という見出しをよく見るようになりましたが、上記の通り、ヒストリカルにみても計算上あり得ない価格ではなくなってきています。
更に言うと、来期の日経平均EPSは約10%上昇し2460円程度と予想されていますので、このままのPER水準でも2460(円)×15.7(倍)=38620円となります。

価格だけを見ていると下がるんじゃないか?、今はバブルなんじゃないか?と怖くなってきますが、このように①EPSが上がる、②PERが上がる、という株価の原理的な点からロジカルに考えてみると、決して今の水準はバブルではないといえます。(ちなみにバブル期の日経平均PERは約70倍でした)

逆に、仮になにかしらの超悪材料が市場に出て、暴落が来たとしたら日経平均はいくらまで下げ得るのでしょう?
上記の図の通りこれまで過去10年間日経平均のPERは12倍を下回ったことはありません。これを採用すると現在のEPSで2250(円)×12(倍)=27000(円),
来期のEPSベースでは2460(円)×12(倍)=29520円となります。
どれだけのショックが来ても一旦はこの価格が底打ちになると考えられます。
こういったことを頭に入れておくと、暴落が来ても冷静に対処できるのではないでしょうか。

また、日経平均PERの1倍の幅は約2250円ということも覚えておくと、調整局面でのエントリーを考える際に役に立つかもしれません。

今日は以上になります。ありがとうございました!

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