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アニメのビジネスモデルの整理(7)

ここまでのまとめ

(1)から(6)までは、
現在のアニメ産業やアニメ制作会社のビジネスモデルについて大まかに整理してきました。

そこで見えてきた背景としては、
よく話題になる「アニメ業界は厳しい」というのは、アニメ制作業界のことであること、
(製作や流通を担う会社である放送局・出版社は給料はまだまだ高い)

そして、特に深夜アニメの制作を中心とするアニメ制作会社にとって、アニメ産業の現ビジネスモデルでの立ち位置は苦しいということ、
(資金力があり、著作権を保持して製作や流通まで手掛けられたらソコソコ稼げる)

さらに、将来的にも、有望なビジネスモデルがまだ現れる気配は無いということでした。
(円盤が配信になっても、基本の構造は変化しない)

つまり、アニメの実制作を手がけるクリエイターに十分にお金を行き届かせるためには、資金力の無いアニメ制作会社という立場でも持続的に利益を稼げるビジネスモデルを再構築する必要があります。

これからの流れ

ということで、次シリーズからは資金力の無いアニメ制作会社という立場でも持続的に利益を稼げるビジネスモデルを再構築することを目標に記事を書いていきたいと思います。

(ここまでは基本的に事実をもとに書いてきましたが、次からは私の「考え」が多めになるかも)

それにあたり本ブログの立ち位置としては、
架空のweb系の会社「株式会社kabutoGni」が存在したとして、新規事業の1つとしてアニメ産業のあり方を変えるためのビジネスモデルを考えるという形で進めていきたいと思います。

※私自身はアニメ制作業界の人間では無いので、外から業界に働きかけて変えるという手段で検討します。




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