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クスクス世界遺産登録記念 〜イワシ団子のクスクス

サリュー、ケイチェルおじだよー。

先日の朝、いつものようにnoteのTLをチェックしてたら、喜ばしいニュースが飛び込んできた。

クスクスが世界文化遺産に登録!しかし日本チュニジア風クスクス研究会会長を自認するおいたんがこのニュースを知らなかったのは不覚だった。

なんにせよ、世界中のクスクスを愛する人にとってめでたい話だ。おいたんも微力ながら日本でクスクスの普及に力を尽くしていこう、と改めて思った次第。

さて、上のリンクでパリのユイじょりさんがメキメキとクスクスの腕を上げてらっしゃる。とても作るの2回目とは思えない、見事なラム肉ボールのクスクスだ。こうなったらおいたんも負けてられない。対抗してイワシボールのクスクスを作ってやろうじゃないの。

魚介のクスクスというのは実は以前、kaorinaさんに教えて頂いたシチリア風クスクス作ったことがあって、

ただ、このときはなんか不完全燃焼で、改良の余地が多々あるなと思ってたんだよね。次はまた違った魚介系クスクスにチャレンジしてみようと思ってたんだ。

メインの具には、これもまた以前kaorinaさんから教えて頂いたシチリア風イワシ団子を使ってみようっていうアイデアは、今回のユイじょりさんのラム肉団子から閃いた。それ以外の具に関しては魚屋に行って、品揃えと値段次第で決めようと。

てなわけで、材料はこんな感じにしてみます。

久々にKALDIでクスクス買ったら、今はこんなお洒落な箱のやつが売ってんのな。初めて買うやつだわ。

イワシは手開きから作る時間はなさそうだったので、すり身を買ってきた。

イワシ以外の魚介は、まずムール貝。追いオリーブオイルでお馴染みのもこみちくんが「ムール貝のクスクス」っていうメニューを作ってるらしくて、クスクスにムール貝入れると気分だけでもイケメンになれる気がしたから買ってみた。

殻付きのエビはどれも高かったなか、ボイルのブラックタイガーだけまあまあ安かったので購入。魚介はこんなもんでいいだろう。シチリアの魚介クスクスが野菜なしだったので、今回野菜はほとんどなしで作ってみる。本当はズッキーニとニンジンはどうしても入れたいとこなんだけどね。

まずはフライパンでニンニクと玉ねぎを炒めて、トマト缶を入れ、トマトソースを作る。

これを煮詰めてる間に、イワシ団子を作ろう。ニンニク、玉ねぎ、松の実、ミントにオリーブオイルと塩を入れてフープロにかける。

前回、歯磨き粉みたいな風味が妙にクセになってしまって、今回もミント入れた。kaorinaさんによると松の実なんかはフープロせずにそのまま入れるらしいんだけど、全部一緒にフープロしちゃいました。

そのフープロの中身とイワシのすり身、パン粉を練っていきます。

今回はアリッサというチュニジアの唐辛子ペーストを入れてみた。

↑おいたんのiPhoneもついにブレ発症きたか?

フライパンで煮詰めたトマトソースを鍋に移し、水を入れて煮立たせ、スパイスを入れます。

ちなみに、おいたんがフランスで初めてクスクス作ったとき、だいたいどこのスーパーや食料品店でもクスクス用のスパイスミックスが売ってたから、クスクスにはスパイス入れるもんだと思ってたんだよね。だけど、チュニジアで現地の友人の家でクスクスをご馳走になったときに作り方を聞いたら、スパイスは入れないって言うわけよ。どうもチュニジア風クスクスにはスパイスは入らないらしいんだ。それ以来おいたんもクスクスにはスパイス入れない派なんだけど、フランスで食べたクスクスにはスパイスたっぷりでカレーみたいな風味のものも結構あった。おそらく、モロッコ風のクスクスはスパイスたっぷりなんだと思われる。kaorinaさんによればシチリアのクスクスもスパイス入るらしい。

フランスで売ってたのはどれも4種類のスパイスミックスだったと思う。確か、クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモンじゃなかったかな。カルダモン以外はうちにあるので今回使ってみよう。ついでにクローブとナツメグも入れてみる。

さて、テキトーにスパイスを入れたら、イワシ団子を投入。

肉団子も可愛いけど、イワシ団子も可愛いだろ?

団子が煮えたら、忘れないうちにひよこ豆入れとこう。最後に入れようとすると大体忘れるから思い出したときに入れとくのをお勧めする。

再沸騰したところで、ムール貝とエビを投入。ムール貝が開いたら火を止めて、塩で味を調整して完成だ。

↑左に見切れてるけど、そのままクスクスのスムールを蒸すよ。

いつもは沸騰したてのお湯だけど、今回はスープを使う。

↑クスクス100gにオリーブ油を回しかけてバターひとかけ乗せたやつに、スープをクスクスと同量の120cc入れる。

ちなみにユイじょりさんが以前クスクスを作ったときに、おいたんがトロ火にしてるのを中火くらいに上げてたけど、実は1番オーソドックスな作り方は、火をつけないでそのまま蓋をして10分蒸すんだよ。

おいたんがトロ火にするのは、できるだけ温かいものを食べたいっていう保温の意味だけなので、今回は火をつけずにやってみようか。

まずスープ入れたとこ↓

こんな風にかなり水っぽく伸びるよね。そのまま蓋します。

10分後↓

クスクスが水気を全部吸って膨らむわけ。お皿に盛り付けるとこんな感じ。

スープとお湯では少し勝手が違うなとは思ったけど、お湯だともっとフワフワになると思う。

さて、完成形はこうなりました。

スープに魚介のダシがしみてうまうま!

イワシ団子は美味しい。けど、フワフワ柔らかめなので、もう少し固めの方が良かったかな。卵入れるべきだったかもね。ミントの風味もしっかり効いて、やっぱクセになるこの味。

ムール貝やエビは言わずもがなです。最後手をベチャベチャに汚しながら食べるエビもまたよし。

ただ、やっぱり野菜が欲しくなるね。ズッキーニか、カブか、ニンジンか、合うのは何だろ?皆さまのご意見お待ちします。自ら作って頂くのも大歓迎です。

おわり。

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