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日本とアメリカ メール感覚の違い

こんにちは。

今朝顔洗った時の水温がいい感じだったので、前回の記事で少しだけ触れた、日本と海外の商習慣の違いについて掘り下げたいと思いました。

前回の記事はこちら↓

個人的には海外と円滑に仕事をするなら、語学力よりもむしろ商習慣の違いを理解する方がよっぽど大事だと思っています。

そのくらいナメてかかると支障は大きく、会得すれば大きな味方になる存在です。

とはいえ、”商習慣”って言葉自体、ふわっとしすぎてピンと来ない人もいるかと思うので、例を挙げて掘り下げたいと思います。

そもそも商習慣って?

早速ググってみた。

「商習慣」とは、商取引の過程において形成された慣習のことです。つまり、ビジネスにおいて「当たり前」に実施されることであり、そのうち慣習法として発展したものを商習慣法と呼びます。

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一般的に言われているのは、”ビジネスにおいて当たり前のルールやしきたり”というところでしょうか。

もちろんそれも大事ですが、もっと大事なことがあります。

それはコミュニケーション。

コミュニケーションこそ、商習慣の違いってありふれてるんですよね。

って言って力説しても、ピンと来ないと思います。

なので、身近な例を一つ挙げようと思います。


メール感覚の違い

あなたは定期的に取引がある海外メーカーに商品を発注したバイヤーです。ところが納期が過ぎてしまっていて、進捗の確認と催促を行っています。

メーカーは「現場に確認中だYO!わかったら回答するYO!」と言っていたので待っていました。ところが一向に連絡がありません。

なので催促のメールを送るところです。


あなたなら、なんて言いますか?


どのように伝えますか?



日本式だとこんな感じでしょうか。

お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯部◯◯課の◯◯です。
もし行き違いでしたら大変失礼いたします。先日、御社より◯◯についての注文を◯◯までに出荷いただけるとのことでしたが、状況はいかがでしたでしょうか?
◯◯のため◯◯までに◯◯に納入する必要がありますので、誠に恐れ入りますが、状況をお確かめの上、本日中に◯◯まで目処をお知らせくださいますようお願い申し上げます。

ググってみたのですが、大方こういった内容が主流のようでした。

言葉遣いはもちろんのこと、言い方にも配慮がありますよね。ただ、もしこれの英語訳をそのまま送ったとしたらどうでしょうか?

残念ながら、無視される可能性大です。

その理由をあえて乱暴にいうと、気持ち悪いからです。もうちょっと分解するなら、

  • 長すぎる

  • 回りくどい

  • 嫌味ったらしい

  • めんどくさそう

っていうところでしょうか。当たり前ですが、僕自身の感想じゃないですよ。今までの経験も踏まえて、商習慣の違いが浮き彫りになったら、どういう支障が出るだろうか?という見解をもとに一例として表現しているだけです。


じゃあアメリカ式だとなんていうの?


っていうと、例えば


Any update on this?(この件の進捗は?)


って感じでしょうか。

今までのメールのやり取りを引用返信する形でこの一言。

文章量が10分の1くらいになってしまいましたが、意外とこっちの方が自然だと思います。

要求をシンプル且つ明確に。余計な前置きも不要。

これの意外ないいところって、送る側にとって5秒で送れるので効率的なのもあるけど、返す側も実は返しやすいっていうメリットもあるんですよね。

すんごいかしこまって長文で連絡来たら、同じくらいかしこまって返信しないといけないって思うじゃないですか?でも、ひとことで明確にさくっと来たら、さくっと返しやすい

商習慣の違いってこういうところにも出るんですよね。

もちケースバイケース

今回のはあくまで一例です。もちろん業界、取引先との関係値、取引形態など状況によっていくらでも変わります。

でも、商習慣の違い一点でこれだけ変わってしまう、ということを共有したかったんです。

海外は多少長い方ではあるかもしれませんが、全然自分もまだまだ、どころかひどいもんです。元々コミュ障ですし。

こないだ配達に来たドライバーのおっちゃんに、「荷物ありがとう!今日はほんといい天気だね!」とコミュ障なりに力を振り絞って元気よく声かけたら、普通に無視されました。

まぁ何が言いたいかというと、コミュニケーションって難しいよね。


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