創作日記2

以前、大阪に旅行に行ったときに、川沿いにあるカフェのテラス席に座りました。そしたら、わたしの前の席にスズメが止まったんです。頼んだパンケーキがまだきていなかったので、狙って降りてきたわけではないだろうから、たぶん、わたしもわたしの席も、枝と同じ自然の一部だと捉えていたのだろうなと思いました。
スズメのちいささっていいなと感じます。何がいいって、人間相手だと気を遣ってできない、ため息まじりの発言をするときにいいなと思うんですよ。ため息がまじると、きっと空気より重くなって下に落ちていく感じがします。だからダチョウに見上げながら言ったら、自分の頭にまた降りかかって大変です。カラスだったら正面くらいにはなりますが、たぶんまだ高いでしょう。タカとかになったら、そもそも恐くてそんな話をできないと思います。
その点スズメだったら、見上げる事はなくて、落ち込んだときの自然な首の角度で、言葉を吐けるし、それを受けたスズメも、自分の気が済んだら軽やかに飛び立ってくれるので、わたしが後のことに気を遣う必要がありません。スズメってすばらしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。スズメって意外と、見つけようと思わないと見えないですよね。


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