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ネオンデルタール

目的地を決めずに移動していると、たくさん歩く。
ずんずん歩いていると、自分が人類の進化の過程図の一部になった気がする。

ー 旅路の中で通って来た景色に、勝手にネオンサインを掲げる ー

アマゾン川の支流、とある島を歩く。
さらに歩く。乾季の家は高床式。広くて風通しが良い。
(リビングには大きなテーブル、その上に大きなクロコダイルの頭骨があった。)
夜、魚突きに連れて行ってもらう。川に浮かぶ家に見惚れる。
こんばんは、犬。ある時、陶芸の村を探す目的を持ち、たくさん移動し
たくさん質問し、この街と出会った。が、また出発の時が近い。お前はどこへ行く?
ここから約一ヶ月、国境を越える船旅が始まる。
この町で最初にすることは、船内での自分の寝床になるハンモックを買うこと。
エクアドルの島の夕暮れ。遠浅の浜辺を、真っ暗になるまでずんずん歩き続ける。


毛のない猿はどこへ行く


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