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#9 情報処理力から情報編集力へ

毎日投稿9日目。
今日は、藤原和博さんの著書、
「本を読む人だけがたどり着く場所」
から学んだこと後編です。
本の後半で登場するこれからの時代に必要となる
「情報編集力」について書いていきます。

情報処理力と情報編集力

それぞれ本の中で以下のように
紹介されています。

■情報処理力とは
決められた世界観の中でゲームをするとき、
いち早く正解を導き出すことを指す。
正解を早く正確にあてる力。

■情報編集力とは
身に着けた知識や技術を組み合わせて
納得解を導く力。

具体的には、題材は同じでも
以下のように問題が変わってくるようです。
確かに、後者を語る力が、実際の仕事の
世界では必要だと感じる場面は多いです。

(本より)
「走れメロス」を題材にテストを行うにしても
選択肢のなかから正解を選ばせるのではなく
「メロスがもし間に合わなかったら、
本当に王はメロスの親友を殺していただろうか、
について論じなさい」といった具合に
自ら仮説を作らせ、ディベートするかたちになるだろう。

情報処理力が不要になるわけではない

情報処理力と情報編集力は車の両輪であり、
発達段階に合わせて、
情報編集力を身に着ける割合を増やしていく、
例えば、小学校で1割、中学校で3割、
高校で5割、大学では9割を
ディベートや課題の探求、
実験や実証にに向けるなどが好ましい
と書かれていました。

では情報編集力を身に着けるにはどうしたらいいのか

本の中では、5つのリテラシーと1つのスキルが
必要とかかれており、それらは読書によって
高められると書かれていました。
ざっとですが、以下に書きます。

①コミュニケーション能力
人の話を聞くことの方が大事。
人の話を聞く技術は、相手の脳と
つながることであり、
それは読書で著者の脳とつながることに
より鍛えられる。

②ロジックする力
多様な価値観の人に納得解を伝えることが
必要となる。
読書で著者の論理を理解することで磨かれる。

③シュミレーションする力
先を予測して行動する力のことである。
自然科学系の本で磨かれる。

④ロールプレイングする力
物事を他人の視点からみられる力のことである。
子供のごっこ遊びでもみがかれる。
本で追体験をすることで磨かれる。

⑤プレゼンする力
①~④の総合力で相手と自分の脳をつなげる。

複眼思考
物事を短絡的なパターンで認識せず
多面的にみる力。できるだけ多くの
考え方にふれ、
自分の意見をもつことが重要。
できるだけ多くの考え方にふれることは
読書を通じてできる。

もちろん、読書だけじゃ足りない

情報編集力を磨くには、
子供時代の遊びのような、
予期せぬ出会いが重要であるとのこと。
10歳までのにどれくらい遊んだかが
重要とのこと。
大人が磨くには旅がよいだろうと
いうことでした。
また、先進国では国語の授業は、
ディベート中心と
いうのも印象に残りました。

本を読んだ感想

藤原和博さん本を読んだのは初めてでした。
言葉を簡単にしているのか
藤原さんが語りかけているかのように
読みすすめることができました。

また子育てをクリエイティブ
要は、情報編集力が求められる
正解がない世界に属するものと
一文ですが出てくるので、
子育ても通じて情報編集力鍛えたいと思います。

今は教育や自己理解系の本を
多めに読んでいましたが
乱読やってみたいです。
まずは自然科学(環境系)や
地域課題の話などを
読んでみたいです。

また子供のごっこ遊びの重要性についても
書かれており、ぬいぐるみと一緒に
保育園ごっこをいつもしている
娘もよく観察してみようと思いました。

感想前編はこちらです。
それでは皆様よい週末を!





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