マガジンのカバー画像

日記

1,129
日記という形式の器の大きさに存分に頼る
運営しているクリエイター

2022年6月の記事一覧

2022年6月29日(水)

夏の暑さ対策としてリュックからの脱却&ショルダーバッグの導入を開始して四日が経つ、しばらくすれば慣れるだろうと予感していた身体に掛かる重量の左右不均等な感じには全く慣れることなしに、むしろその違和感がみるみるうちに増大していった、それが原因であるとは確定したわけではない頭痛や足の痛みも、きっとそのせいなのだ、右肩ばかりに負荷をかけているせいなのだと決めつけた。見た目はかわいいので捨てるのは忍びなか

もっとみる

2022年6月28日(火)

いつも行くスターバックスのガラス張りの窓の向こうに、履いているサンダルが壊れてしまった女性の姿があった、白い厚底のサンダルで、靴底の部分と甲を乗せて固定する部分が首の皮一枚で繋がっている、その繋がりを起点にしていつまでも回転してしまう、みたいな状況になってしまったようだった。一歩踏み出すごとにその回転は彼女の意思に反して生じてしまうようだった、私がいるスターバックスと正面のマルイアネックスのあいだ

もっとみる

2022年6月27日(月)

生活費用口座に無造作に放り込まれるボーナスを貯金用口座に移し替えているときの、向かうところ敵なし! みたいな感覚だけで生きていきたい。それを享受できる立場であることは幸運だ、こうして文章に書いてみて自覚していることを示したところで何の意味もない。

2022年6月26日(日)

昼時に府中に行く。妻と義父母と義兄家族と一緒に鰻を食べる。スムーズに解散、夜は久々にライブに行くがそれまで暇、銭湯を探すが断念し渋谷で時間をひたすら潰す。おそらくはあれがヒカリエなのだろう、という建物をさ迷ってデッキと呼べる屋外空間に出た、林立するビルのおかげで日陰になっている、そのうえパラソルやベンチが設えられているという憩いの場的な場所であるにもかかわらず人がほとんどいなかった、そこで時間をや

もっとみる

2022年6月25日(土)

明日が密度の濃い一日を過ごす反動で今日は不動をテーマに過ごした、訪れる時間の順番としては逆だけれども、そういう理解で良さそうだった。そうはいっても吉祥寺には行った、妻とユニクロをねめつけるようにして歩いた。七階建て、ガラス張りの窓際にはどの階にもマネキンが半身で立っている。

2022年6月24日(金)

午後休を取る、自分がここにいることを誰も知らないという想像に浸るのはとてもいい。マッサージに行きサウナに行く。身体であるという自覚を強めてくれる催し。

2022年6月23日(木)

取締役会。常時黒服を、せいぜい濃紺かチャコールグレーを着用している人間が唯一白シャツを着る日だった、一挙手一投足に違和感が生じる。第一四半期中に諸々方針は決めました、ということにどうにかして乗り切る。

2022年6月22日(水)

柏レイソルの試合がおわると大谷は必ずTwitterを更新して「現地やDAZNでの応援ありがとうございました」と呟く、スカパーであればスカパーで、地上波があれば地上波でという具合、今日は何にも放映がないから「現地やテキスト速報で」となっていた。ハイライトシーンをテキスト化することは不可逆的な圧縮だ。

2022年6月21日(火)

デンタルフロスから歯間ブラシに切り替える。糸巻き式になっている、必要なときに必要なぶんを伸ばして切り取って使うデンタルフロスの仕組みは好きだった、歯間ブラシのプラモデルの部品みたいな仕方の連なりから使うときにぷちんと切り離すのは、まだちょっと慣れていない。面接官を担当。何様のつもりか? という感情を自分自身に向けているのを悟られないように柔和な振る舞いを維持した。

2022年6月20日(月)

トマトジュースとランチパックというのがここ最近の朝食のデフォルトになっている。ランチパックに限らずあらゆる惣菜パンから一つを選んでいたときよりも、ランチパックというジャンルは半ば固定しつつそのなかで日替わりで味を変えていくというほうが、新鮮さを維持できている気がしている、こういうことは気がしているということは、気のせいではないと断言してしまって良い。

2022年6月19日(日)

三鷹の北口で催し物、斎藤佑樹が話していた。実際に話している場所とは別に、ほぼリアルタイムでその映像をプロジェクターに投影しているブースはやけに暗かった。妻と突発的に国立に行く、ロージナ茶房で飯を食べる。ビーフストロガノフ。妻のグラタンは無限にマカロニが詰まっていた。

2022年6月18日(土)

高円寺でタイ料理。今となってはタイ語における名前はおろか、どのような素材をどう調理したのかというのが端的に説明されている日本語さえ思い出せない炒飯を食べる、美味しい感じたという記憶だけ残っている。是が非でもラーメンというのから徐々にシフトしている。

2022年6月17日(金)

ひとくちルマンドは従来の味そのままにボロボロ溢れるというデメリットがなくなって最高では、と思う反面そのデメリットの解消に一抹の寂しさもある。ルマンドはいわば祖母の味。いつもグミばかり買っている薬局でひとくちルマンドなんて買ったので、店員には驚かれたかもしれない。

2022年6月16日(木)

父の日&誕生日ということで贈るものを選ぶ。馬鹿の一つ覚えみたいにウイスキーを買う。行動や嗜好の変容の乏しさという意味において父の右に出るものは、ほとんどいないように思われる、私もその血を受け継いでいる。帰ると冷しゃぶうどんを用意してくれていた、大根おろしを愛してやまない妻は、冷しゃぶうどんに大根おろしをかけているというよりも大根おろしの下に冷しゃぶうどんを敷いているのだとでも言いたげな量のそれを乗

もっとみる