2020年2月16日(日)

圧倒的な在宅を完遂した。保坂和志の【もうひとつの季節】を読んでいると読み終えた。初期の保坂特有の、情景や行為の運動を(あえて)手際よくないかたちでセンテンスを切らずに書き連ね、そのセンテンスの終盤で突如「ところで」を挿入して全然ちがう話題に移行するという具合のもつれた文章がとても好き。保坂作品で一番好きなのはじつは【季節の記憶】で、どうしてその続編である本作を私は今まで読んでこなかったのか、それは自分でも知らない。残り時間でポの対面構築を考える。初手でダイマを切るルンパッパに大いなる可能性を感じる。一人暮らし四年目に至ってようやく休日に保存食を作り置くという発想に至ってそれを闇雲に推進した結果、我が家の貧弱なタッパー群の残容量が底をついたにもかかわらず米を炊いてしまい、胃の中に無理やり保存することになったので苦しい。

#日記  #エッセイ #コラム #小説 #創作

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