2020年2月19日(水)

もつ鍋を無限に食べる会が突如勃発した。飲食店の誤発注による投売り大会に誘われて、参加したのだった。人様のミスを諸手をあげて喜べる珍奇な機会だった。おいしかった。隣の席に座っている男女がアニメ制作会社の制作進行と動画(ウー)マンであることが、その会話から察せられた。無限のもつというのは当然幻影で、時間的な意味でも胃の容量的な意味でも、それは有限だった。太鼓の達人をやったのち、学生時代にラグビーかアメフトをやっていなければ嘘だろう、という風体のマスターがやっているカフェとバーの中間、という類いの店にいった。むかし何かの漫画で読んで飲みたいと思っていた、という記憶をそれまでは完全に忘れていたけれどもメニューでその文字を見た瞬間に思い出した、ホット・バタード・ラム・カウを飲んだ。何の漫画で読んだのかは忘れてしまった。おいしかった。マスターは何らスポーツをやっていないと話していて、どうすればその体躯になるのか疑問が残った。

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