2020年5月25日(月)

顎関節症かもしれないという疑いを自分の中で持ってからというもの、顎周りの(不快感を伴う)存在感が俄然と増してきた。顎関節症という言葉を思い浮かべなければここまでではなかったはずだ。顎関節症という言葉なんて知らなければよかったけれども、いつ知ったのかさえ覚えていないけれども、これから先すっかり忘れてしまうというのは叶わないことだろう。心身の状態や何らかの状況に明確な名称が与えられると、たちまち輪郭がはっきりとしてしまう。ファジーさを保ったままこっちはこっちでいい感じにやっていきますよ、みたいな処世は通じなくなる。その通じない度合いは、年齢を重ねるごとに、あるいは個人というよりはそもそも世界が前進するたびに、漸増している気がしてならない。

乗用車が60キロ以上、という数字の根拠は特にないけれども、とにかく法定速度以上のスピードを出せるようになっている意味はあるのだろうか。生活に自動車が不要な都民の独身の意見としては、人間を殺しかねない過剰なモビリティが必要となる社会設計そのものからして疑問がある。

緊急事態宣言が解除された。

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