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セクハラしてきた人たちが、結婚して子どもができた話2


前回はこちら↓

簡単なあらすじはこうです。
私は社員が辞めまくった職場で、口頭セクハラのロイヤルストレートフラッシュを受けていました。それだけのことなんですが、文字数がやたら増えてしまったため、今続きを書いています。

口頭セクハラロイヤルストレートフラッシュは、さすがの私も業を煮やしまくり、ここは一気に第三者に入ってもらい、この惨状を暴露することに決めました。
同時期になぜだかよくわかりませんが(わからんはずなかろうが、当時は本気で分からなかった)体調も悪化。そんな時に冴えない高学歴男子と今後の会社の在り方について、面談することになっていました。

会社のセクハラもそうですが、じつは社員同士の顧客の悪口も深刻で、私にはそれがとてつもなく苦痛でした。
セクハラには触れず、その話をすると不思議なことに私の涙がポロリ。
思いもよらぬ事態に気が動転した高学歴男子もとい高学歴上司。私も気が動転していたのですが、内心これは利用できるぞと思い、涙を止める努力をする事なく垂れ流しで面談に挑みました。
それなりに人がいる喫茶店で、若い男女が2人きり。しかも片方は泣いている。
誰が何を思ったか、私たちは知る由もありません。

泣きながら話すとすっかり疲れ切ってしまい、もう早く上がりなよと言われ、その日は定時より早く仕事は終了。
そして帰宅後、より体調は悪化し私は翌日会社を休みました。そして勢いのままに精神科に駆け込んだのです。

精神科には職場で起きたことを簡単に説明すると、簡単な診断書をかいて休職できるようにしてくれました。同時に医者は、2度とその職場で仕事をするな、と言いました。
医師に、有休の消化をしながら退社したいと申し出ると

「その職場には2度と行かない方がいい」

の一点張り。
理由は体調が悪くなるからの一言に尽き、私はその言葉を信じ、その後同じ職場で働くことはありませんでした。

その旨を会社に説明すると、例の高学歴上司は休職のための書類を書いたら、ゆっくりやすめと優しさに溢れた指示。
そしてその後は退職したい意向を伝えると、なぜか高学歴上司はホクホク笑顔。そして私の怒りは増大し、ほぼ頂点に達しました。

まだ未熟だった高学歴上司のために言い訳するとですね、ホクホク笑顔には色々訳があります。
ただでさえ大変な部署に穴埋めのように配属されたのに、問題は減るどころか増えるばかり。
そんな中、急に泣きじゃくる小保方晴子似の女が辞めるっていうんだもの、もうすぐこの小保方晴子似の休職問題は終わるんだなとホッとして、笑顔になってしまうのも仕方ないかもしれません。
まだ彼20代だったし。同情はしてやるぜ。

その笑顔に私は腹をたて、こりゃー大問題にしてお前らぶちコロースとチャクラを燃やしまくりました。
そしてそのままの勢いでユニオンに相談。
交渉のために退職の意思はなくなったと急遽上司に説明し、その後会社に

労働基準監督署

から、セクハラはダメですよと書かれたお手紙を出すことに成功したのです。
そのお手紙には、セクハラの事実とそれについての指導がしたいと書かれていたそうで、高学歴上司は、さらに上の立場の上司を連れて、労働基準監督署まで行ったそうです。

私に届いた、高学歴上司のメールには淡々と、
「お手紙読みました。労働基準監督署まで行きました。後のことは私ではなく、こちらにご連絡ください」
と書かれており、連絡先にはコンプライアンス担当の社員のメールアドレスが書かれていました。
彼とのやりとりはこれで最後であり、彼だけは一切謝罪の言葉を口にすることはありませんでした。

その後はユニオンの方と共に、会社のトップとの何度かやりとりをし、無事に退職することができました。
会社からは謝罪の言葉もあり、再発防止に努めますとも言われ、結果、真っ向からぶつかってよかったよかったバンザイいえー。

波風立たせたくないAは、あっさり事実を認めても、私はきちんと謝罪したと居直り。
ガムシロチュー子は事実を認めましたが、その事実は部署問わず、

会社の全社員に公開された

事から、うつ病に。
そして、高学歴上司は事実を認めたものの非は認めたくないのか、謝罪は無し。
そんな結果に終わりました。



ねぇねぇ、ところで誰と誰が結婚したの?
皆さんそちらがお楽しみかと思いますが、それは無論、ガムシロチュー子と高学歴上司です。

2人とも立派な加害者なのですが、気分的には飼い犬に噛まれた哀れな被害者気分だったはず。
どんなにガムシロを吸っても満たされなかったガムシロチュー子は、小保方晴子似の涙に騙されとんでもない目にあったと嘆く男と一緒に、互いに傷口を舐め合い、軋むベットの上で優しさを持ち寄り、きつく体を抱きしめあったのだと思います。

こうして2人はめでたくめでたく

ゴールイン♡

いまは都内で、きっと木枯らしのビル街、時々軋むかもしれないマンションの中、平和に暮らしながら、時々桃子にその生活を覗かれています。
だから知っているんですよ。
めでたくお子さんがうまれ、その

子どもとうちの子の名前が同じ

というなんとも運命的な事実も!
まあ2人目は増えないと思ってますので、もう被らないだろうと安心はしているのですが。

あと聞かれてないのに答えますが、Aは既婚者なので、誰とも結婚しません。
ただ、ガムシロチュー子がAに対し、

メロン食べたぁぁい❤️
マンゴーも食べたぁぁい❤️

というトチ狂ったメールを送り、それがAの奥さんにバレ、もうあの女とはメールするなと叱責があったと言う事実は書いておきます。
さすがガムシロチュー子。節操が無い。
そして、すぐさま部署内にやりとり暴露情報共有し、再発防止に努めたA。
A、コンプラ意識高く優秀である。


こんなオチでしたがいかがでしたでしょうか。
今現在、なぜ私は

明石家サンタにこれを報告しなかったのか!!

という恐ろしく激しい後悔が、私を襲っています。

また、これらの出来事はあまりに激しすぎるやりとりだったため、ずっと実母には言い出せずにいました。
でも昨年、もういいかなと思い全部話すと、母の手は尋常じゃ無いほど震え出し、終いにはしゃがみこんでしまいました。

そんな母に、私は優しく言いました。
「大丈夫!お母さん。私それをネタにして、何本もお話書いてるから!!」
「え?」
「ほら、趣味のnoteだよ」
「えっ、」
「いつも趣味で書いてるやつ」
「…、…もいわ」
「えっ?」
「キモイわ」
「ああ、アイツらキモイよね」
「違う」
「え?」
「あんただよ」

「あんたが一番キモイわ!」



完。


#私だけかもしれないレア体験

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