中学生にオススメする映画~ぼくらの七日間戦争~

夏休みに是非観てもらいたい映画がある。1988年公開の「ぼくらの七日間戦争」。今もなお映画界を牽引し続ける大女優・宮沢りえの初映画出演作であることもよく知られている今作品を、是非今の中学生にも観てもらいたい。

規律に厳しい青葉中学。朝礼に遅刻したら正座、スカートの長さを定規で測られる、天然パーマと言い張る生徒の頭髪を無理やり洗ったりと学校の教師は過度な指導とルールで中学生たちを管理している。そんな毎日に嫌気がさした一年A組の男子数名は見つけた廃墟を自分たちの新しい住処とし、合流した女子数名たちと、協力しながら好きなことに熱中していた。

しかし、そんな勝手を学校側は許すわけはない。ついには警察を導入し大問題へ発展していく。彼らは果たしてどうなってしまうのだろうか。

頭髪検査の事件は現代にもよくある話だ。(髪染めを強要された生徒が訴えを起こした事件は記憶に新しいだろう)
そんな彼らは自らの人権を主張するかのように立てこもりを始める。私が伝えたいのは「人に左右されず自らの意思で選択をする」ということをこの映画から学んだことだ。作中では彼らのチームワーク力がよく表れている。しかし、チームワークというのは自らが率先して何かを成し遂げようとすることだ。誰かに責任を擦りつけるという心は最初から彼らにはなかったと考えられるだろう。

是非、夏休み、観て欲しい。

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