経済学のほとんどはデタラメで出来ていて、その出発点は「ケインズ経済学」から来ていることを解説しよう

現代の大学などで主に行われている学問の多くは実は、世界の支配者たちにとって都合が良いように書き換えられている。
つまり、大学と言うのはデタラメを大学のエリートに刷り込み、デタラメを増幅して世の中に発信する洗脳装置になっている面が強い。

大学で研究されている主な社会人文科学分野としては、文学、心理学、経済学、法学、哲学、歴史学、社会学などがあるが、これらはそれぞれ巧妙に本来あるべき姿から歪められている。
筆者もこれらの学問について、大学生のときには疑問を持ちながらも大いに洗脳されてしまったほどだ。
大学で教鞭をとる者たちの多くは特定の学問分野の中の一分野にだけ焦点を当てて、その分野を深く掘り下げることをしているため、「木を見て森を見ず」の格言のごとく、科学の基本中の基本をおろそかにしている。
それはいわば、人間が人間として存在する大原則を無視した議論/学問研究が進められているため、まるで砂上の楼閣のごとく、地に足がついていない研究が大学で進められている。


今回は経済学が如何に捻じ曲げられ、プロパガンダ装置になっているかを解説するため、経済学の基礎となっているケインズ経済学がどういうものであり、それがどのように捻じ曲げられているかを簡単に解説する。
ケインズ経済学が根本的にはどういうものかさえ理解できれば、世の中でエコノミストや経済学者と呼ばれる者たちが行う議論や会話内容が理解できるようになるため、是非お読みいただければと思う。
なお、筆者は国内大手金融機関の金融経済研究所でアナリストとして長年勤務し、エコノミストと共に仕事をし、議論してきた経験があるので、そのあたりの話も踏まえてご紹介する。

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