花粉症とは何か

今年も花粉症の季節がやってきた。
そもそも花粉というものは年中何かしらの花粉が空気中を飛び回っている。
春になると数多くの花粉が飛び交うため、「花粉は春の物。毎年1月から4月が猛威を振るう」ということが広く知られている。

「花粉症とは何か」を説明すると、「世間一般的には杉やヒノキが春先に大量に放出する花粉によって、アレルギーを引き起こす現象」と言われていて、大量の花粉が空気中に放出散布されることによって、アレルギー反応が起こり、くしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくなったり、酷い時は頭痛や発熱を引き起こすものとされている

だが、昔から杉やヒノキなどはたくさんあったにもかかわらず、100年前には「花粉症」なんて言葉はなかった。
「花粉症」と言われるものの原因は「公害汚染」である。
「花粉症」とわれわれが認識させられているものは、花粉に大量に付着した公害汚染物質が花粉とともに体内に入り、体内で公害汚染物質がアレルギー反応を起こすことを「花粉症」と呼んでいる。
主な公害汚染物質の排出主体は大手企業であることから、公害汚染物質が原因であることを隠すために「花粉症」という病気が生み出されたのだ。

本来なら多少の公害汚染物質が体内に入ってきても、人間の基本免疫が整っていれば、アレルギー反応が起こることはない。
要は、体の基本免疫が正常化どうか、体内に入ってくる公害汚染物質の量がどの程度かによって、反応は変わるのだ。

現代人は日常生活における食事において大量の化学調味料や農薬などの毒物を大量に摂取しているため、体の免疫機能が破壊され、花粉によってもたらされる公害汚染物質に過剰反応(=アレルギー反応)してしまう。
つまり、われわれが「花粉症」と認識させられているものは、食事によって大量に摂取した化学物質によって体の免疫機能という体の内部が破壊された上で、体外から公害汚染物質が入ってきた時に、それらに対する過剰反応としてのアレルギー反応を起こすことによってもたらされる。
よって、「花粉症」と呼んでいるものの基本的な対策は、①食事を通じた化学物質の摂取を減らすことと、②公害汚染物質を減らすことである。

世の中で何かの問題に対して、根本から対策するには、その問題の本質を正確に理解しなければ対策ができない。
「杉の木を減らせば杉花粉が減る」という意見が出ることもあるが、そもそも植物と共生する以上、他にも植物もある以上、杉の木だけで問題が解決するのかということは当然のことであり、そもそもの根本原因である公害問題が解決しない限り、「次はどの植物の花粉を減らすのか」というイタチごっことなるのである。

問題を解決するには、根本原因を考えなければならないというのは、全ての問題に通じるのである。


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