岸田文雄の所信表明演説:国民を増税による増税で苦しめ、自身は裏金や利権で潤わせる男が如何に経済の現状を理解していないかを知ろう

岸田文雄が本年の国会開催にあたり、首相の所信表明演説として施政方針演説が2024年1月30日に国会で行われた。
岸田文雄が何を考えているか、今後どのような政策を行う方針であるかを確認する一次資料として、この施政方針演説を確認するのが重要だ。
政治家はいくらでも嘘をつくので、施政方針演説でいくらでも嘘をつく可能性はあるが、演説の内容自体が既に破綻している場合には、今後行われる政策に全く期待が出来ないことが明確にわかるものである。
以下に岸田文雄の演説内容を検証解説する。


岸田文雄は能登半島地震や自民党裏金問題などの時事問題を取り上げた後、真っ先に経済についての話を行った。
そこでなんと、岸田文雄は「経済の再生が最大の使命」だと語った。
経済が低迷しているときには経済が復活するまではとにかく減税をすることが経済政策の基本である。
にもかかわらず、岸田文雄政権は増税・増税・増税の超増税政策を推し進めてきた。
これが「経済の再生が最大の使命」だと考える政権による行動だろうか?

つまり、岸田文雄は「経済の再生が最大の使命」と言いながら、経済の再生を行うことなど、全く考えていないということがわかる。
「経済の再生」を掲げながら、全く経済を再生するつもりのない所信表明がその後、繰り広げられている。


岸田文雄が最初に取り上げているのは、「賃上げが喫緊の課題」だという。
岸田文雄は「昨年は30年ぶりの高い賃上げ水準」であったと最初に述べている。
2023年に高い賃上げを行ったのは日本の極々一部の超大企業のみだ。
日本の労働者の大半は中小企業で働いており、賃上げなど行われており、30年以上連続で賃金は下落している。
岸田文雄はこうやって、極々一部の自分の都合の良い部分のみに焦点を当てて話をするのだ。
この手法は岸田文雄の上等手段である。

さらに岸田文雄は「公的賃上げ」つまり公務員の賃上げを行った上で中小企業やパート、非正規の賃上げを行うと語った。
公務員の賃上げは増税という国民からの搾取によって行われる。
さらなる増税が行われれば、経済の弱者である中小企業やパート、非正規社員に対する賃上げの原資たるお金が国民の元に回ってこない。
つまり、岸田文雄は国民の首を絞めた状態で、その力をさらに強めた状態で「賃上げをして自分たちで勝手に豊かになれ」と言っているようなものだ。
これは本気で言っているのだろうか?
それともわざと悪趣味な冗談を言っているのだろうか?
中小企業は現在、どんどん倒産しており、生き残っている中小企業もひん死の状態が続いている。
そんな状態で賃上げをしたらどうなるか?
中小企業がさらに倒産するだけである。
岸田文雄はこのように、平気で国民に「死ね」と言える神経を持ち合わせているのである。


岸田文雄は賃上げについてのでたらめなファンタジーを語った後、様々な絵空事を掲げている。
まともな神経を持ち合わせた者であれば、聞くに堪えず、怒らずにはいられないような内容が語られ続けている。

このようなデタラメを平気で述べた上で国民を苦しめ続け、売国政策を継続し続けている岸田文雄の支持率は現在でも三割程度であるという。
現状の日本経済に対する理解がこの程度の政権に一体何ができるのだろうか?
基本中の基本である現状分析さえ、まともに出来ないような現政権にはまともなことが何一つできないのである。
岸田文雄の支持率を発表しているのは、嘘ばかりを垂れ流す大手メディアであるので、この数字は全く持って信用できないが、本当に支持している者がいるとすれば、岸田文雄の演説や政策の中身を見た上で判断しているのだろうか?



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