皆さまの輝きを聞く、輝きクリエイティブ代表、
輝きクリエイターの中本です。
私が人間関係でとても学んだ、30代の頃の話です。

ある女性とコンビを組んでの仕事でした。
私より先輩だったのですが、性格の不一致で
コンビを組むには非常に苦しい日々でした。

その女性→感性感覚、雰囲気、ヤマ勘、イラスト派
20代私 →理論理屈、データ、分析、グラフ派

打ち合わせをしても、その女性は感覚や雰囲気で
語るので、企画書がなかなか仕上がらないのです。
しかも、面倒なことを丸投げされる日々が続き、
私は「ちゃんと仕事しろよ!」とストレスが
どんどん溜まっていきました。

その女性にとっても、私は理論理屈で話すので
「形式張らずにもっと感性を養いなさいよ!」と
私を責めるようになりました。

お互いが「私が正しいのに!」という被害者意識で
そのうち挨拶しても返事が返ってこないような
サイアクの関係になってしまいました。

沢山のトラブルがあって、私は上司に
「もうあの人と一緒は無理です。
どうか私を異動させてください」
と直訴しました。

しかし上司は「もう少し頑張ってみろ」の一点張り。
一体何をどう頑張れば良いのかと途方にくれました。

精神的に憔悴仕切っていた時に、
私はふと、その人の普段の仕事ぶりを
振り返ってみました。

そういえばあの人、商品を売るアイディアは
凄いよな…。

化粧品の商品調達部門だったのですが、
彼女の意見を採用すると、確かに売れるのです。
私はなぜ売れたのか、どれくらい売れたのか、
在庫具合、商品回転率、リベートの達成率等を
分析しながらも、彼女の感性には「敵わない」と
気づいて、それを認めたのです。

もしかしたら、お互いに不得意分野を補って
得意分野を活かせばより良くなるのでは?

一筋の光を見出した感がありました。

それから数ヶ月後。
もう私たちは「良いコンビ」と言われるくらい
お互いの長所を尊敬し、補い合い、毎回の
目標を達成し続けたのです。

その女性は定年退職されましたが、
今でもお食事に招かれたりする、良い関係です。
あの時の「激闘」を笑いあえる信頼があります。

私は実践で学びました。
自分の価値観・世界観で「どちらが正しいか」を
言い合っているうちは、余計なエネルギーが生まれ
物事が上手く運ばないのです。

でもお互いの長所にフォーカスして、
それを認め合った時、物事がスムーズに
進み始めるのです。

私たちは個としての「人」でありますが、
周りの人と協力していかないと生きて行けません。
自分の「個」を精一杯活かしながらも、
他の人の「個」も認め受け入れ、コミュニケーションで
結び合うという在り方・やり方が必要です。

「個」=人

「個」+「コミュニケーション」=人間

日本語ってとても上手く出来ていますね✨

違いを見て認めて尊重し合う。
なかなか難しいこともありますが、
その鍵が「聞く」と「伝える」なのです。

その企業で最も影響力があるのは
経営者です。私は全ての大人の
「働くを楽しく」を実現するために
まず経営者に徹底して伴走し、その会社の
環境と業績を上げることを生業とします。

今日も素敵なご縁をいただきました。
いつか、あなたのお力になれますように。

◎経営者専門カウンセラー
◎事業戦略ファシリテーター
◎「伝える」コミュニケーション研修
◎個別カウンセリング

「働くを楽しく」は「生きるを楽しく」へ。
決めたい、スッキリしたい、業績を上げたい。
「輝きクリエイティブ」は下記からどうぞ。

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『人は自分自身を受容した時、
人間には変化と成長が訪れる』

カール・ロジャース(米国・臨床心理学者)


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