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発達障害持ち、港区女子、マゾヒスティック、神楽坂養豚場(後編)

後編です。前編は下記の通りです。ADHD持ちのマゾヒスティックゲイが外資系で仕事をするまでが今回。



高校生、カミングアウト

英語の成績で入った高校で、好きな先輩ができました。がっちりした格好いい先輩。それが初恋だったと思います。結局当たり前に振られてしまうのですが、私は粘着質+嫌われると燃えてしまうタイプだったので、今考えるとやばいぐらいその先輩に固執していました。
先輩が好きということは周囲に話していたのですが、当たり前に受け入れられていました。その点で考えるとその高校はすごかったです。

フランス好きがドイツに行くまで

高校でも英語と地理の成績だけ突出していて、他は全然だったので入れる大学も限られていました。当時国擬人化漫画の「ヘタリア」のドイツがタイプだったので、そのことを先生が知っていてドイツ語学科がある大学に推薦で入ることになりました。
元々フランス好きだったのですが、たまたまその時だけドイツにはまっていたのです。中学生の時のままだったら今頃フランス語の人生だったと思います。

大学ではドイツ語の文法に泣きそうになりながらも、ドイツに長期で留学することになりました。フランス国境近くの南西部の田舎町に留学しました。
ドイツでは初めて自分が外国人になるという経験をしました。何を言っているのかは分かるのに、何を言えばいいか分からない。寮に入ったけど話す人が誰もいない。ドイツ人主張が強い。自分で作る料理がまずい。ドイツ寒い。
ホームシックになりかけましたが、一人でたまたま歩いていたら、同じ大学のドイツ人に話しかけられ、ドイツ語が全く出てこない私とお酒を飲んでくれました(ドイツでは16歳からビールが飲める)。その人たちとは今でも友達で、たまに会いに行っています。

日本語教師の夢と挫折

帰国後、企業で仕事をしている自分が想像できない、なんとなく海外に行きたいなと考えるようになり、日本語教師を目指すようになりました。大学の日本語教師の講座を終え、日本語教育が有名な大学院に進学しました。詳しくはこの記事に書いているのですが、就活に失敗していざ海外に研修に行くことになった途端、コロナ禍に突入。

みなさまも経験した通り、終わりの見えない状況。その記事ではプー太郎と優しく書いていますが、完全に適応障害になっていました。オンライン授業もつまらない。オンラインで指導されると余計落ち込む。論文も全く書けない。そんな日々を過ごしていました。

回復と自分の道を見つける

体調が少し回復した時に、大学院以外の道も見つけようと、無謀にも接客業を始めました。
それが意外に楽しかったから企業で働くことを考え始め、たまたま拾ってもらった会社で働き始め、楽しくも辛くもあったその経験を活かして転職して今に至ります。
人生を振り返ってみると、色々大変だったな…と人並に思いました。そして常に発達障害とゲイが絡み合っている物でした。

港区女子を目指したきっかけ

そんなことでかなり自己肯定感が低い私です。とにかく失敗の経験が多く、人といると嫌われないように気を遣ってしまう。
仕事を始めた時、叶姉妹のポッドキャストをたまたま聞いてみました。再生した途端、お二方が神々しく見え、その口から出る言葉たちはまさにファビュラスでした。前編で話したフランスのキラキラに憧れを抱いていた経験と、リンクするものがありました。たくさんの人に嫌われることになっても、大切な人を愛していたい。
そこから私も自信を持って「シャイニー」になりたい、と考えるようになりました。今は私が考えるシャイニーでファビュラスな「港区女子」を目指しています。港区女子は本来「自分の力でファビュラスになる人たち」という私のイメージで、私は今港区に住んで、港区女子を目指しています。

港区に住んでいるのに神楽坂養豚場とはこれいかにですが、ファビュラスになるため今日もぶた野郎は精進しています。

noteでやってみたいこと

これまであまり自助グループなどに参加せず、ずっと一人で生きてきたのですが、やっとフルタイムで就職して自分の身の回りのことを考える余裕もでき、色々な方に発信、交流をしたくはじめました。

趣味についても書いてみたいです。音楽や鉄道(発達障害持ちだとベタと思われそうであまり周りの人に公言していません)が好きなのでそれについて発信できたらと思います。

ドイツで生活していた経験があり、今でも機会があれば海外に住んでみたいです。海外の情報も聞けたら嬉しいです。

目立ちたがり屋なので取材もネタがあればしてみたい&受けてみたいな…と思います。(会社の人事次第ですが…)

そんな感じでよろしくお願いいたします。

神楽坂養豚場

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