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2022→2023 ふりかえりと抱負

あけましておめでとうございます!毎年、ふりかえりと抱負をnoteに書いているので今年も例年のごとく書いていきたいと思います。

昨年のふりかえりはこちら↓

戦略からUIへ繋げていくUXリサーチ

デジタルプロダクトデザインをしていく上で「事業戦略からどうやってUIデザインへ落とし込んでいくか」というテーマをここ数年ずっと探求してきました。

新卒当時から事業に所属するデザイナーで、否が応でも数字を追いかけねばならぬ環境だっため、ビジネス感覚には自信がありましたが、数字的なアプローチからデザインの感性的な部分まで持っていくときに言語化能力だけではどうしても限界を迎え、その場しのぎのエモーショナルパッションで打ち勝つことしか術がなくなる感覚がありました。
そうすると再現性もあまりなく、精神が削られてスキルは凝り固まっていき、なんとなくスキルの貯金を使っているだけような気がしていました。

業界を代表するような戦略から牽引するデザイナーはだいたい軸となる専門性を持っています。
「何かの専門スキルを挟めば、繋げていく足掛かりになるのではないか」と思い、UIデザインもしていて、PdM経験もあった自分にとって相性の良さそうな「UXリサーチ」のスキル向上に力を入れていました。

数年やっていて、カンファレンスで登壇する程度にはスキルと成果が出せるレベルになったかな。

※登壇の収録動画はこちら: https://youtu.be/ZqPXv2H6SMM

”繋げる感覚"も掴みつつあるので、言語化してnoteにでも書きたいとは思っています。(書きたい気持ちはある)

また、本業だとC向けばかりですが、複業でmicroCMSというヘッドレスCMSのサービスのUXリサーチも行っていて、複業ではB向けの知見もたくさん得れました。
私のように開発スキルはほぼゼロのようなデザイナーだと難しいかと思っていましたが、いままでのスキルを応用しながらできていますし、microCMSの方々がUXリサーチにノリノリなので、やっていてすごく楽しいですw

マネジメントをする

2022年は春からデザインチームのマネージャーを任せていただいていました。
もともと、デザイン責任者もやっていたため、プロダクトのデザインとチームマネジメントのどちらも見ることになり、まさに「ヒト・モノ・カネ」のバランスを考える状況に置かれたため、強制的に視野がストレッチされた感覚がありました。
と、同時に、苦手なことや自分の特性とも向き合わざるを得なく、更にやりたくても諦めないといけないこともたくさんあり、苦しいときも多々ありました。(そんなときはだいたいサウナ籠もってリフレッシュしてた。家の近くにサウナできて本当に救われた)

酸いも甘いもありながら、自分の得手不得手をダイレクトに感じられる良い機会でした。
人のマネジメントに苦手意識を持っていましたが、意外と得意な点を見つけ、それで苦手をある程度補いながら最善を見つけていく方法を経験できたのは一種の自信にも繋がり、非常に良い収穫でした。

いろんなマネジメント関連の書籍や記事をインプットしまくりましたが、ずっと脳内に残っていたのはこの記事。

自分は圧倒的「コト」向かい人材で、バッドパターンに陥らないように己に念じまくってました。
マネージャーの方は一度自分がどんなタイプか振り返ってみると面白いかもしれません。

Designship Do

引き続き、運営メンバーとしてカリキュラムのディレクションから当日運営まで様々なところから関わっていきました。
裏方も多いので、受講生の方と直接話す機会は少ないのですが、ほぼ全コース全講義の録画を見てるので「あ、この人、授業を通して目の輝きが変わったな〜」といったような変化を目の当たりすると、やっている喜びを感じます。

そして本コースでは入れられないけど、どうしても多くの人に学んでほしい・知ってほしいテーマが幾つもあったので、短期開催の「Designship Do weekend」というものも新しく開始しました。

認知科学とデザインーUIUXデザインのための基礎理論

D.Aノーマンの「誰のためのデザイン」は有名な書であるが、原文が英語であることもあり、単語や概念が難解であったり、間違った解説があったりします。
改めて、UIUXデザインにおける基礎理論と位置づけをし、専門分野である吉橋先生を招いて講義を行いました。
学び直しになった人も多かった講義だったと思います。

近代デザイン史入門 ー 先駆者に学ぶデザインの立ち上げ方

近代デザイン史という渋いテーマ。流行りの早いIT業界では「最先端」ばかりに目が向けられがちですが、未来を予測するときには必ず過去の知識が必要になってきます。
そして、歴史は流行によって、廃れる知識ではありません。過去を学ぶということは、この先何年も使える筋トレのようなものです。

東海大の富田先生にお願いし、「4時間で概要がわかるように」という運営陣の無茶振りに応えていただき、濃密な講義になっていました!
テーマがテーマなだけに集客を心配されていましたが、しっかりと人は集まり大盛況な講義でした。
そして、聞いていた私が1番楽しんでいた説もあります…笑

狛江市へのデザイン研修

昨年、Designshipで行った港区へのデザイン研修のレポートをきっかけに声がけいただいた
港区とはまた違った課題感を持たれていたので、細かなところをカスタマイズした

終わった後も職員の方々が熱心に質問に来てくださり、こういう時にデザイナーをやっていて良かったなあと感じます。
ちなみに満足度と理解度は100%とかなり高いものでした!(やったー!

Designship2022

カンファレンスは5年目を迎え、コロナが収まってきたこともあり、初めてのハイブリット開催にチャレンジ!
オフライン・オンラインのどちらも最高の参加者体験をしてもらうために今までの知見を総動員して取り組みました。

私はどこかのチームに所属することなく、遊軍として人手不足なところを手伝っており、当日はおもにモデレータやスピーカー対応をしました。
学生時代から憧れていた森本千絵さんのセッションのモデレータをさせてもらった時は嬉しさもありつつ、緊張しすぎて昼ごはん食べれませんでした笑

Designshipでは結構モデレータ人材として駆り出されることも多く、だいぶ力がついてきた感があります。
個人的にはイベントのモデレータって、インタビュー × ファシリテーションスキルの掛け合わせの総合格闘技的な感覚なので、やっているとどちらのスキルにも還元されているとは思う。(感覚でしかないけど)

プライベートの話

フルリモートの環境なこともあり、色んなところへ出かけようと積極的に旅行をしていました。
出張や友人の結婚式など、様々なイベントにかこつけて、京都、大阪、名古屋、沖縄、金沢あたりに行きました。

日本庭園がマイブームなため、京都は3,4回ほど行きました。すっかり京都という街のファン。
予約とるのが困難と言われている「桂離宮」「苔寺」に行けたときは感動したなぁ〜

桂離宮のモダンな襖
苔寺の青々しさが美しい

日本庭園の魅力を広めたいので、同じ趣味の人がいたら語り合いたいです…笑
ちなみに日本庭園に興味あるよって方におすすめの本↓

7年勤めた会社を退職

(こんなところで急に報告するので、びっくりされている方もいらっしゃるかもしれませんが)

実は、現職を12月末に最終出社し1月はまるっと有給休暇を取っています。
新卒から長年勤めた会社を辞めると決意し、かなり寂しさもあったので、あまり周りに言えていませんでした。

ここ2,3年本業含めてやってきた中で、本気で取り組みたいテーマが徐々に見えてきたので、そこへ思い切って舵を切った次第です。
現職も大好きだったので、今まで散々悩みに悩みました。当時、様々な形で相談に乗ってくだ皆さんには感謝しかありません。

2月から新しい会社へ行く予定です。すぐ不安になる性格なので、ワクワク半分、不安半分といった気持ちで新年を迎えていますが、始まったらどうせ思いっきり楽しんでいることでしょう…笑

というわけで、2023年、余白持って自分らしく楽しくチャレンジしていきたいと思います…!!
今年もよろしくお願いします!

最後に2023年やりたいこと&お気持ちリスト
・北欧へ行く(年初に「北欧こじらせ日記」を読んで見事にこじらせた)
・体力をつける
・朝ちゃんと起きて午前中を有意義に過ごせるようにする
・余白を持って毎日を楽しむ
・Designshipで色々仕込んでることを実現する・アカデミックな知識をつける


読んでいただきありがとうございます。Twitterは @tajima_kaho でやってます。