見出し画像

クローン病と診断されるまで③完

みなさん、こんにちは。海茶です。

今回は、
「クローン病と診断されるまで③」
ということで前回②の続きなります。

ようやくクローン病と診断されます。
振り返りながら書くと意外に長かった。


さて、痔瘻の手術が終わり、ケツに6本の管が刺さりつつ(詳細は②参照)、次は検査で根本的な原因の調査に入ります。

しかしこの頃には、
•仕事中も移動すると息が上がり心配される
•睡眠導入剤を飲まないと寝れなくなる
•屁の回数が増え、めちゃくちゃ臭くなる
•やたらと平熱が高くなる(0.5℃くらいUP)

2021年2月 大腸内視鏡

肛門からカメラを突っ込み、
大腸内部を確認する検査です。

病院に到着すると、説明を受けます。
まずは洗浄剤を15分間隔でひたすら飲み、腸内を空にします。
2.0Lの洗浄剤と水500mlを用意され、ひたすら飲み、トイレでひたすら出し、カスが無くなり透明になるまで飲み続けます。
2時間くらいかかります。

しかし問題があります。
この洗浄剤、モビプレップというのですが、不味いです。
凄く不味いスポーツドリンクのような感じです。
飲めば飲むほど不味さが増します。
口に味が残るので水で口を浄化しつつ飲んでいきます。

私のときは3人いたのですが、いつの間にやら私1人に…
みなさん早くない?カスが無くならない…

この日も平熱高めの私はだるさMAXです。
椅子で死んだように横になりながらひとりぼっちで孤独に下剤を飲み続けます。

あまりに時間がかかるのでトイレに行っては便の状態を看護師さんがチェックします。
ようやくOKが出た頃には、私はぐったり…

OKが出ると、検査着に着替えます。
お尻に穴開いてるパンツに着替えます。
ベッドに横向きになり、足を折り畳んだ状態でケツを医師に向けます。
ケツからカメラが入っていきます。
体内で何かが動く感じで苦しいです。

あとから知ったんですが、麻酔?で寝てる間に終わらすことも出来たらしい…
言ってくれよ、苦しかったよ…

2021年3月 小腸内視鏡

この頃になると39℃の高熱と平熱を繰り返すような状況まで体調は悪化します。
そんな状態でも平熱の時はフラフラながらも仕事をしたり通院したり…
睡眠導入剤を飲んでも寝れたり寝れなかったり…

小腸内視鏡ですが、病院でカメラを突っ込むのではなく、カメラ入りのカプセルを飲んで外に出たら回収する検査です。

ちなみに2回飲みます。
1回目はカメラ付きではなく、同じ形の詰まっても溶けてなくなるモノを飲んで、ちゃんと体外に出るかを調べます。
普段飲む薬より結構でかいです。

また、回収するのが大変です。
液体は通過する回収用のシートみたいなものを便器にセットし、溜まったうんちからカプセルを回収します。

これがなかなか出てこない。
何回かトイレに行きますが、結構経っても出てこない。間違って捨てたんじゃないかとか思ったりしましたが、なんとか回収に成功!

そうして本番のカメラ入りカプセルを飲みます。
大変ですが、またうんちから回収です。

フラフラになりながらカプセルを提出した頃、
ついに限界を迎えます。
医者からも想像以上に悪い状況になってるので入院するよう言われ、入院が決定…

同僚の皆様、本当にすみません。

2021年3月 入院

入院するといろんな検査に回されます。
この辺りはなんだか記憶が曖昧です。
朦朧としながら血液検査やエコー?心電図?とかいろいろ回り、検査が終わると毎度迎えが来るまで椅子に座って待っててと、言われるのですが、
座ってるのも辛いんです…
看護師さん早く来て…

病棟に戻ると首から点滴の管を突っ込まれます。
点滴といえば普通は腕ですよね?

私はそう思っていましたが、
しばらく絶食で点滴から栄養を取るしか無いのですが、腕からだと細すぎて必要な量を入れることが出来ないのでダメ、太い首の血管に突っ込む必要があるんだそうです。

寝返りを打ったら血管を突き出るんじゃないかというほどに圧迫感があり、恐ろしくて最初は寝返りを打つことも出来ません。

そうこうしている間に内視鏡の結果が出て
クローン病と診断されました。
絶食の入院生活、始まります。


ようやくタイトル回収です。
では、次回があれば、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?