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【13時間後に見えた世界は?】20代大病体験記 #04

最近、脳腫瘍患者で現在プロ野球選手の山﨑 福也選手が北海道日本ハムにFA移籍し入団会見の場で、お医者さんとの2ショットに感動した今日この頃。さて、#04になった今回は、13時間に及ぶ手術を終え、目を覚ました後について書いていきたいと思う。世界の見え方が変わったとはまさにこのことかと感じた。開頭脳腫瘍摘出術を受けた人のリアルをお伝えしたいと思う。

見えないナニコレ

麻酔が切れ、目を覚ましたとき既に世界は変わっていた。
視界がぶれて目の前が二重三重に見えるのだ。
例えるなら『万華鏡の世界』に飛び込んだみたいだった。
この世界は自分の無力さを痛感する。ご飯もまともに口運べない。
生きる気力を無くしてしまう。。

そして、後から知ったのだが、病室が12階にあったのにも関わらず、
病室が1階にあるように見えたのだ、いわゆる、幻覚が見えているのだ。
1階と思って、窓を飛び出たら命は確実に失っている。
そう思うと、何事も無くて良かった。

1階に見えてた病室

依然として、ベットで寝たきりで一日が過ぎ去る。
看護師さんが毎朝に今日の日付を質問されるが、分からず残暑が残る9月ながら12月と答える連続だった。

病室というのは、ホントに狭い世界だ。
例え、今日の日付が分からなくても問題なく生きていられる。

自分が大病になったと感じたのは、ここからだった。
異世界はまだまだ深いようだ。。


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