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クリストファー・ロビンだっていざとなったら引き金を引くでしょ。ぬいぐるみの友達は居ても、熊の友人はいない。

動物を変に擬人化するの、やめて欲しいんだよな。

最近はあんまり見ないけど、昔の動物番組とかでアニメっぽい声優が吹き替えてて足音もキュピキュピ!みたいな。可愛いでしょみたいな。あったじゃないですか、よく。バカかよって。

動物はあくまでも動物として可愛がるべきで、人間の子供の代替品として扱うから道徳の線引きを誤るんですよ。
判断のつかない小さい子とかにあれを刷り込むのはまずいよね。友達になれると勘違いしちゃう。なれないから。

突然出会ってびっくりしたとか、食べ物が出しっぱなしにしてあったとか、好奇心だとかその程度の意味不明な理由で簡単に命を奪いに来る友達いたら嫌でしょ。筋肉と体重と爪と牙を持ってる。あのキュピキュピたちもあと数年でそれになるって事までは教えないじゃないですか。無責任ですよね。

努力すれば共生はできる。共存もできる。
でも友達になることはできない。

プーさんは熊の”ぬいぐるみ”の擬人化であって熊の擬人化じゃないんですよ。

クリストファーロビンだっていざとなったら引き金を引くでしょ。

彼に熊の友人はいない。

もともと動物の棲み処だった土地に人間が……みたいな、もののけ姫並みにクラシックな理論も滑稽なんだよな。人間も自然の一部であるという事実を意図的に無視して、上位の存在である最強の我々は弱者に優しくしてあげなければならないってことでしょ。とんでもない傲慢さだよな。

畑仕事してる婆さんは弱者でしょ。猪に突き飛ばされた会社員も。学校に通う子供たちは?守らなくてどうするの。

縄張り争いは動物同士でもする。
それに成獣でせいぜい5歳か10歳、絶対襲われた人間のほうが先に住んでるよね。

ここは誰のものでもない。

奪うのも奪われるのも、守るのも守られるのも、お互いに自由なんですよ。ルールが無いのがたった一つのルール。

だから殺したり殺されたりしなくて済むように、お互いに良い距離で付き合おうと努力してるの。
そういう地域の営みや事情を全く知らない連中が外から好き勝手言いやがって。

子連れの熊がどう振る舞うか知ってるくせに、人間は子供や仲間を守るなってのは理屈が通らないよね。

そもそも、毛が生えてるってだけで可哀そうって思ってもらえていいよね。爬虫類や昆虫が聞いたら卒倒しそう。益虫ですら「気持ち悪い」という理由だけで駆除されてるのに。

仲良くしようとも思わない獣を守ろうなんて何万年もかけて仲間になった牛馬犬猫に普通に失礼ですよ。

あとね、環境破壊とかいっても破壊されてるのは「ヒトが住みやすい環境」だけだから。そもそも人間如きに破壊などできるわけないんですよ。自然を甘く見すぎ。

百歩譲ってピュアな子供時代ならまだしも、駆除にクレーム入れるとか害獣とホモサピエンスの優先度の区別もつかないのは正常じゃない。もしかしてカタツムリに寄生して行動を乗っ取る虫みたいな奴に操られてるのかも。

まあ、昨今アーバンイノシシ問題とかいって荒川沿いに埼玉とか足立区くらいまで続々とイノシシが出現してるらしいので
明日その牙と相対したときに初めて自分の愚かさに気づくのかもしれませんね。

その時がきてからでは遅すぎるんですけどね。
少しでも想像力を働かせて頂ければ、幸いでございます。


おしまい

※ていうか増えてるから人里に降りてくるわけよ。
連中の理論が正しいなら自然が取り戻されてるってことだから。よかったねって感じだよな。


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