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最近よく耳にする、“スマホ認知症”ってなに?

こんにちは!ライターの松谷です。

盛り上がったワールドカップも幕を閉じ、いよいよクリスマス&年末ムードが漂い始めてきましたね。クリスマス寒波が到来するとも言われており、私もヒートテックが欠かせません。

今回は、最近話題の「スマホ認知症」についてご紹介します。
スマホ依存症でもなく、スマホ中毒でもなく、スマホ認知症。
聞いたときに普段からスマホヘビーユーザーの私もぎくっとしました。サッカー関連のニュースも、最近のトレンドも、noteの使い方も、何もかもスマホで調べているので……。

そんなスマホ認知症の危険性が高そうな私が、スマホ認知症について調べてみました。

そもそも、スマホ認知症って?

「スマホ認知症」とは、スマホ(スマートフォン)依存による脳過労で、生活に支障をきたしている状態を指します。認知症などと同様、正式な病名ではありません。
ドイツの精神科医マンフレッド・スピッツアーが、子どものときからデジタル漬けになると、脳の健全な生育を阻害する危険性を指摘した書籍「デジタル・デメンチア」(日本語でデジタル認知症)を2014年に出版しています。最近はスマホの所持率が増えたこともあり、デジタル認知症≒スマホ認知症とメディアが読んでいるようです。

スマホ認知症で考えられる症状

スマホ認知症では、
・記憶力・集中力の低下
・注意力の散漫
・言語障害
など、従来の認知症と同じような症状を呈します。

しかしながら、従来の認知症とスマホ認知症、症状は似ているものの、原因や発症年齢が大きく異なります。

従来の認知症との違い

「アミロイドβ」と呼ばれるたんぱく質が溜まることで発症してしまう「アルツハイマー型認知症」は、70歳前後からが多いと言われていますが、「スマホ認知症」は30~50代でも多くの人が発症してしまうのです。脳が委縮してしまうことで発症する「アルツハイマー型認知症」と異なり、スマホの使いすぎによって起こるもので、正式な病名ではないことに注意してください。

では、具体的にスマホ認知症でどんなことが起こるのか、見ていきましょう。

スマホ認知症で起こること、困ること

①遂行、実行機能の低下

計画立てて作業を進める脳の機能が低下します。1週間後が期日の議事録が計画通りに作れない、いつも1時間半で料理を3品作っていたのに2時間経っても終わらない…など。脳に情報を詰めすぎて、脳内の処理能力が低下しているのですね。他にも、仕事で重要なアポイントがあることを忘れてしまったり、買い物に来たのに何を買うか忘れてしまったり…こんな経験はありませんか?

②体調不良/情緒不安定

心身の状態のコントロールをつかさどる「前頭葉」の機能が低下します。前頭葉の機能低下は脳の情報処理能力の低下だけでなく、情緒の不安定を引き起こすことも。急に怒り出したり、ささいなことで泣き出したり…。もちろん、当事者にとっては「ささいなこと」ではないかもしれませんが、前よりも沸点が低くなったと感じる場合は、スマホ認知症を疑っても良いかもしれません。

③企画力、想像力の低下

ひらめきやアイデアが生まれなくなるという特徴もあるようです。ワンパターンの業務しかこなせず、工夫やチャレンジを思うようにできないことも。企画を書こうにもなかなかペンが進まず、結局コピペで終わらせてしまうなど。

ここで、あなたもスマホ認知症の危険があるか、チェックしてみましょう。

★ あなたもスマホ認知症かも?チェックリスト

□ ふとんやベッドで寝る直前までスマホを使っている
□ 漢字変換機能に頼り過ぎて、最近漢字が書けない
□ 仕事の段取りが悪くなったと感じる
□ 覚えておく必要のあるものは全てスマホで写真を撮影する
□ 気になることは何でもスマホで検索する

いかがでしょうか?かなりまずい…と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、スマホには良い側面ももちろんあります!

スマホには良いところも

たとえば、メッセージアプリは普段なかなか会えない親戚や友人との交流を手助けしてくれますし、検索では知りたい情報を手軽に教えてくれるので、知識を増やすことができます。

また、文字を入力する際のタップなど、細かい指の動きも脳に良いと言われているので、一概に「スマホは良くない!」と言い切る必要はありません。

終わりに

とはいえ、使いすぎには要注意。調べようと思ったものでないものをダラダラと見てしまったり、最初から覚えようとせずに何でも写真を撮って満足してしまったり……。

使うときと使わないときのメリハリをつけることが大切ですね。

ここまで読んで、まずい、と思った方もご安心ください。
キーワードは「脳のメンテナンス」!

次回、「脳のメンテナンス」についてお伝えします!
お楽しみに(^^)

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