第46話「聴き手を観察しよう」~「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」を読んで(7)~訪問介護~
◼️始めに◼️
皆様、お世話になっております。
ディズニーシーで新エリアが開業との事。総投資額約3200億円だそうですが、少子化の影響とは無縁なのですね。
今回の記事は読書感想文の続き(6)で、「聴き手を観察しよう」です。
◼️基本情報◼️
書名/対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖
著者/大谷 佳子氏
発行人/佐々木幹夫氏
発行所/株式会社翔泳社様
全158P
◼️小見出し◼️
「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」より
「上手に伝えるヒントは、非言語が教えてくれる 聴き手を観察しよう」
◼️気になるキーワード◼️
・「目の動きから読み取る」
◼️感想◼️
どの情報にアクセスしているか、見分け方は…
他に、聴覚的、内的対話、触運動覚が紹介されています。
こちら、目の動きが上方向という光景は、覚えがあります。そうか、視覚的な情報にアクセスされていらした(かもしれない)のですね。何かを思い描いていらっしゃるのかもしれません。思い出していらっしゃるのかもしれません。
そこを手掛かりに、事例を挙げます。
◼️事例・1◼️
お客様「昔、海外に行ったのよ」
視線は天井の方を見上げていらっしゃる
私「私は海外には行った事がありません。どんなところですか?」(視覚的な情報にアクセス)
お客様「韓国よ」
私「お城とか、島とかですか?」(視覚的な情報にアクセス)
…視覚的な情報、と、意識しましたが、韓国が、どういう国か、を知らないと、視覚的な情報にアクセス出来ない…
…あ、そうか。
私「韓国はどんなところですか?」
にすれば良いですかね。
「賑やかですか?」も、アリでしょうか。
賑やか、は聴覚的な情報にアクセスされている時にも使えますね。
◼️事例・2◼️
お客様「バカになったのよ」
私「考えるところがおありなのですね」(言い換え)
お客様「もう駄目よ、死にたいわ」
視線は天井の方を見上げていらっしゃる
私(天国を見ている?)「ご家族様は、まだまだ頑張れと仰いますよ。笑顔で。」(視覚的にアクセス)
…とってつけた様な感じもしますが、ご家族様の笑顔を思い浮かべて頂きたく、話の流れを変えようと試みました。置き換えにも有効でしょうか?
私はいつも同じ事を言いますが、様々なアプローチを試んで参ります。バリエーションを増やすためにイメージトレーニングを重ねます。それが、お客様に関わらせて頂くための入り口になれば良いのですが。
◼️最後に◼️
今回は以上です。
皆様、最後までどうも有り難うございました。
今回の画像は、t0m0y0様からお借りしました。有り難うございます。
どうぞ、また、宜しくお願い申し上げます。
訪問介護士のひかり