第43話「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」を読んで(4)「隠された本音を理解しよう」~訪問介護~
◼️始めに◼️
皆様、お世話になっております。
今回の記事は読書感想文の続き(4)で、「隠された本音を理解しよう」です。
◼️基本情報◼️
書名/対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖
著者/大谷 佳子氏
発行人/佐々木幹夫氏
発行所/株式会社翔泳社様
全158P
◼️小見出し◼️
「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」より「裏面のメッセージにも注目 隠された本音を理解しよう」
◼️気になるキーワード◼️
・「日常よく見られる会話の裏で、隠されたメッセージが送られていることがある」
◼️「隠されたメッセージ」とは◼️
事例です
隠れたメッセージを享受するヒントです。
◼️感想◼️
私はプロセスレコードを記述しておりますが、記憶に残るのは、会話の内容が主で、非言語の部分が、なかなか思い出せません。実際の現場でも、話の内容を追う事に必死になっているため、もっと先方をよく見る必要性を感じます。
他の事例を考えてみました。
Aさん「体調はどうですか?」
Bさん「大丈夫」
Bさんは片手を振りながら、顔を隠す様にされています。
返答は、体調は大丈夫、の意味ですが、身振りから、何か隠していらっしゃる様に感じます。けれども、Aさんに気を遣って出たお言葉かもしれません。または、お医者様等に話すから、ここでは話す必要はない、という意味かもしれません。あるいは、説明し難いのかもしれません。悟られたくない場合もあります。
会話の続きとして、思い付く事は…
(1)話題を変える
(2)最近のご様子を思い出して、思い当たる節があれば、時間をおいて「お腹も大丈夫ですか?」と、お尋ねする
(3)「では、しっかりご飯も食べられましたか?」と、グレーなお尋ね方をする
こんなところでしょうか。
前回までの記事を参考にすると…
(4)良好なのですね?(言い換え)
(5)規則正しく過ごしていらっしゃる賜物ですね(はい、でもゲーム)
等も出来ますか。
この後もBさんが快適に感じて頂けるコミュニケーションをするために、真のメッセージを汲み取らなくてはなりません。
◼️終わりに◼️
今回は以上です。
皆様、お付き合い頂きまして、有り難うございました。
今回の画像はkatiko様からお借りしました。有り難うございます。
また、宜しくお願い申し上げます。
ひかり