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包括支援センター介入

病院からもらってきた介護保険のパンフレット

病院から帰ってきたとき、はるきがカビゴンに投げつけてきた冊子。それは介護保険のパンフレット。

なぜ投げつけてきたのかというと、搬送されたときにひと悶着あったから。あの日、カビゴンは休日。はるきは15時から出勤。大多数の人は付き添うなら、休日だったカビゴンだよね?って思うでしょ。何ではるきが行ったんだ?

それは今の職場に来てから間もないし給料日まで10日以上あった。毎日の交通費にも困るぐらいお金に困っていた。あゆ子を搬送しても検査や診察代なんてその場で出せない。もし入院だろうが連れて帰ることになろうがお金がなくて帰れない。後からあゆ子に『搬送されたのは自分だから代わりに下ろしてもらうことできる』と言われたのは最近のこと。(そういうのは搬送の前に言ってほしい)

そのお金の問題があり、『私連れていけない。』と拒んだから仕方なくあゆ子は、はるきに相談した。そしたら急遽休んでくれて付き添ってくれた。急に出勤前に休んだことで、はるきは会社から何か言われたかもしれない。病院から介護の必要性の話をされたり色々あったんだろうな。

搬送時のまさかの出来事

カビゴンも後から知ったというか恥ずかしい。いつからかわからないけど、パンツを履いてなくて衣類は排泄物でとんでもない悪臭を放っていたという。そして、入浴も一人でできなくて、カビゴンが実家に帰る前からみたい。そこに関しては何とも言えない。ってことは整形を受診させたときに便の落し物はパンツ履いてなかったからだな。腰痛で布団から出られないときに失禁して自分で処分し続けて、パンツが無くなったんだろうね。それでいつの日からかノーパンだったらしい

帰ってきたとき着てたのは

介護タクシーでストレッチャーで帰ってきたときに、あゆ子の格好は簡易的な不織布の検査衣だった。下はオムツ。さすがに悪臭を放つ衣類は着せられなかったんだろうね。

地域包括支援センターにはるきが連絡し、数日後に訪問してくれた

包括支援センターが来てくれた日はるきのみが出席。カビゴンは仕事抜けられず。帰ったらあゆ子に『痛みなくなるまで、ショートに行くことになった』と告げられた。別の意味でカビゴンは焦った。それは、市内のショートで働いた経験があり、退職してるけどその場所にお世話になりたくなかったから焦ったの。さすがに気まずいし、知られたくない部分だし。でも。ケアマネさんの事業所は、ヘルパーの実習でお世話になった事業所だった。でもそこは仕方ないし知らない若いケアマネさんだからね。おそらくカビゴンが実習に来ていたなんて覚えてないだろうし

はるきのイラ立ち。

どこのショートなのか、包括支援センターとどんな話し合いが持たれたのか一切教えてくれないはるき。あゆ子を介して聞いても、あゆ子は自分のことなのに話半分。おかげでチンプンカンプン!わかったのは数日以内に市内のショートに行くことだけ。詳細がわからなくてあゆ子が、はるきを呼んだ。まぁイライラしてて吐き捨てるように『〇日に事前調査、〇日に入所!!!!』と言って二階に戻っていった。

今になると、何となくわかるような気がするんだけど、まったく介護と無関係で、知識もないのに。単なる腰痛で救急搬送に付き添っただけなのに、急に介護保険の話になり、あれよあれよと理解が追い付かないのに事は進んでいく。そして、カビゴンは使い物にならないと思っているから頼る気もなかったらしい。

責任感強いがゆえ、長男としてあゆ子の面倒は自分が看ないといけないと思っていたかもしれない。すべて自分で費用の負担やキーパーソンになった。その分、カビゴンには関わらせないようにしたらしい。

ショートに送り出す

事前訪問の日は、夜勤明けだったけど無理やり参加した。事前訪問ではるきだけじゃなくてカビゴンの職場なども聞かれた。同業って知ると何で警戒するんだろうか??知識あるがゆえ、他の施設を少なからず知っていると思っているのか?変に警戒された。明らかに話し方が急に丁寧になった。そんなんで動揺されると、不信感抱くんだけど。

まさか、不信感抱いたから別のショート探してって言えるわけがない!キーパーソンでもないしさ。

事前訪問から数日後、今期最大の寒波でマイナス9度という日、ストレッチャーでショートへ行った。いつ帰ってくるか未定の入所となった。

次回は、今まで出会った利用者さんとのエピソードだよ

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