子どもの寝相に ふと思う

いつもではないが、私にも一応仕事がある。
作業時間は、奥さんと子どもが寝静まった深夜帯。

今日のところはこのくらいにしといてと。
パソコンの電源を落として。
歯磨きをして。
肩に手をやり、腕を回しながら。
そうこうしていたら、あくびも出てくる。
上着を脱いで、伸びをしながら寝室へ。
寝室の引き戸をそーっと開けて、暗闇の中。
忍び足で布団へ向かう。
奥さんが電気毛布のスイッチを入れてくれているので、
布団は心地よい暖かさ。

布団に入ってまた柔軟。
上半身を足の方に倒して、足裏の筋を伸ばす。
暗さに目が慣れてきたので、奥さんと子供の寝顔を見る。

奥さんの顔は少し右に向いている。
子どもの顔も少し右に向いている。
奥さんの左手は頭の上に上がっている。
子どもの左手も頭の上に上がっている。
奥さんの口が少し空いている。
子どもの口も少し空いている。
 ・
 ・
 ・

奥さんと子どもの寝相、寝姿が結構な高確率でシンクロしている。
そのさまを見ると私は嬉しくなり、疲れが少しとれたような気がする。
そして目が冴えてしまい、
また寝つくのが遅くなってしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?