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#004 ハリウッドは求めてる by Takaaki Hirakawa

割引あり

Takaaki Hirakawa / 平川貴彬🦍 俳優 [株式会社ユニコーン]
2011年に渡米し、2013年にハリウッドの音楽学校を卒業後、歌手としてキャリアをスタート。2015年、俳優を始めて数ヶ月で米ケーブルテレビチャンネル番組のシーズンレギュラーを勝ち取り、SAG加入。「ハリウッド余裕すぎ大草原」と余裕をぶっこいていたら、その後数年に渡り大きな仕事に恵まれない大焼け野原に。
焼け野原期間中にコメディの名門THE SECOND CITYハリウッド校にて学び卒業後、プレミアムショー出演や、ハウスチームの一員として全米を笑わせてきた。役に合わせ頭髪全剃り、ヒゲMAXは当たり前。次はパンチパーマになるのではないかとウキウキしている。

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「マイノリティ」ブームの波

釈迦に説法ですが、今ハリウッドでは空前の「マイノリティ」ブームです。今までスポットライトの当たる機会が少なかった人種・価値観にフォーカスを当てまくっている流れが存在します。まさに今まで背景だったものに光を当て、フィーチャーしよう。多様性を理解しよう。という人種のるつぼならではの動きだと思います。日本人のアーティストは今、過去最高に求められています。日本を舞台に作品を作りたいプロデューサーや、日本人のアーティストを探しているプロダクションがたくさんあります。しかし、肝心の日本人のアーティストが不足しているのです。

世界に続く糸のチカラ

みなさんも日本を題材にしたハリウッド作品や、そこに登場するキャラクターに残念な気持ちを抱いた事があるかと思います。その違和感を変えるのに一番確実なのは、作品に参加し、内部から声を上げること。しかし何事も、個人の意見は非常に通りにくく、いわば細い糸のようなもので、大きな物を牽引することはできません。しかし、その糸が2本、3本と増えると力も強くなり、百、千にもなれば山一つ動かせるかもしれません。糸が増えればハリウッドにとっては糸の数だけの選択肢と可能性が存在することになり、僕らにもより多くのチャンスが生まれます。

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