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【ゼミ活動】ICT活用総合実習 最終発表会

こんにちは、ゼミ生のうえさまです。
ついに、この時がやってきました。1年間のゼミ活動の集大成である「最終発表会」です。

いままで、様々なゼミ活動を行ってきました。個人的に一番思い出に残っていることは、東京合宿のときのインクルーシブアイデアソンです。障がい者の人たちと一緒に街歩きをすることで、いままで考えもしなかったことに気づき、またプロの若手デザイナーとグループを組むことによって質の高いプロトタイプの作成を体験したりなど、学びが豊な活動でした。

過去のゼミ活動をまとめてみたので興味がある人はぜひ見てみてください!

やっと本編ですが、最終発表会は大学内にあるゼミが3つのグループに分かれて、それぞれの持ち時間の中でゼミの活動や個人の研究についてを発表する会です。ほかのゼミの教授や学生が見ているところで発表するので少し緊張しましたが、みんななんとかやり遂げました。

今回は発表した内容(個人研究)と、発表後の感想・気づきについて報告しようと思います。


うえさま

発表内容

私は「学部間学生交流の実態と促進のためのコミュニケーションツールの設計」というテーマで研究を進めてきました。このテーマを選んだ背景には、私自身の経験が大きく影響しています。私が所属する開志専門職大学には三つの学部がありますが、これらの学部はそれぞれ別々のキャンパスに配置されており、物理的な距離が存在しています。
物理的な距離があることで、学生同士の交流やコミュニケーションの機会が制約されると感じました。この状況を改善し、よりよい学生間の連携を促進するために、現行の学生交流の状況を把握し、どのようにすれば交流の機会を増やせるかに焦点を当てました。最終的には、figmaを利用してコミュニケーションツールを設計しました。

発表後の感想・気づき

ゼミの活動のなかでも、この研究に費やせた期間は半年弱と短い期間でした。最終発表に近くなればなるほど、新たな考えや課題が見つかり、「もう少し時間があれば、より良いものに仕上がるのに」と考えるようになりました。与えられた時間の中でやることも重要ですが、自分のなかでの時間の使い方を見直すことができたらさらに完成度の高いものになると感じています。私はあと1ヶ月で卒業ですが、後輩たちにも自分の発表のメッセージが伝わっていればいいなと思います。


かみさま

実習テーマ:カフェ検索専用マップアプリ「Niigata DRIP」を活用した新潟市の新たな街歩きの企画・提案

発表内容

まさに今新潟駅が変わろうとしている中、県内外の観光客や労働者が増加することが予想される。これらにより新潟駅の地域循環を活性化させるために新たな街歩きが必要であると仮定する。この仮説に対し、大学4年間で蓄えた新潟カフェデータを活用したカフェ検索専用マップアプリ「Niigata DRIP」を通して、UXの観点からカフェユーザの動態を調査し、新潟カフェを楽しむことができるアプリの提案を行った。

発表後の感想・気づき

アプリの企画・設計するにあたって、MiroやFigmaといったクリエイティブツールを活用してきたが、ただツールを使用するのではなく、どの場面でどのツールがより効果的であるかを判断して制作を進めることができた。今後の現場では受け手にとってより伝わるためにはどうすれば良いかを探求し、ユーザーの本質を掴むようなアイデアの提案を目指したい!

ボンディー

発表内容

私は、「グループワークにおける実施環境が変化することで与える影響」というテーマで研究を進めてきました。グループワークは、社会的な共同作業の実践を通じて、参加者が他者との協力やコラボレーションの重要性を理解し、実践する機会を提供します。本研究では、グループワークにおいて実施環境の変化がもたらす影響について検証を行い、アンケートとアウトプット分析を行ない、参加者の感情とアイデアの質と量の変化を明らかにしました。この検証を「デザイン・シンキング概論」授業でグループワーク1・3回目を演習用教室、2回目を共創スペースそれぞれで実施した。それらを踏まえて、授業構成などの提案を行いました。

1回目(量は少ないが内容は分散)
2回目(量は多いが内容に偏り)
3回目(量は最も多く内容には一部偏り)

発表後の感想・気づき

実際に1年生の「デザイン・シンキング概論」の授業において、実施教室を変えて検証することができたのは貴重な経験でした。分析では「KH Coder」という解析ソフトを使用しました。分析から分かったことは、実施環境がオープンで開放的に変化すると、グループワークへ一定の有効性があること。感情が積極的になり、アイデアの質は劣るものの、量が増えるという結果になりました。グループ内での信頼関係が生まれるまでの初期段階においては、環境変化がグループワークへプラスの影響を与え、生産的なものになりました。
解析ソフトをより使いこなして考察を深められたらよかったと思います。
最後に、先輩によるメンターとしての参加を提案した。これにより、どのような効果や影響があるのか、今後の研究テーマとして引き継がれてほしいと切に願っています。

はたけ

発表内容

 私の発表テーマは「若者のUIターン促進のために ~学生の意識調査を元に「住みたい新潟市」を考える~ 」です。生まれてからの二十数年間過ごした新潟市にて若者のUIターンの促進のために必要なことについて考察しました。身近な人へのアンケートなどは行わず、基本的には文献調査を主軸としてこれからの新潟市に合った”若者のUIターン促進のためにできること”を自分なりに提案し、若者のUIターンと地域の関わり方についての考察を行いました。

発表後の感想・気づき

 内容的にも発表についても未熟な点が多く、個人的には大変お聞き苦しい発表だったのではないかと思っています。発表練習にあまり時間を割けなかったことや、いつになく緊張していてテンパってしまったことが原因だと考えています。今までも発表の機会は数多くありましたが、今までの経験を活かしきれず、結果的に悔しい最終発表になりました。
 都心一極集中型と言われる日本において地方移住は今後切り離せない問題になってくると考えているが、新潟市に限らず、他の地方自治体でも各々の地域に合った移住策を進めていき、人口減少や消滅可能都市などの問題に取り組んでいってほしいと考えています。

おおかみ

発表内容

テーマは、「佐渡島オフシーズンの観光課題について」。私の出身地である新潟県佐渡市は、夏の観光シーズンと冬のオフシーズンで観光客の差が大きく、冬の誘客をどうすればいいかを考えていきました。アンケート調査やインタビューを行い、課題を発見し解決策を提案しました。アイデアを提案するにあたって、夏は家族連れ、冬のターゲット層をひとり旅に着目し進めていきました。

発表後の感想・気づき

最終発表を終えて、まだまだ至らない点が多くあったと感じました。自分の考えたアイデアが課題解決策に繋がるのかなど難しいところはありました。卒論を終えてみて、多くのことを学べました。卒論を書き終わったから終わりではなく、これからも佐渡島の地域に寄り添って盛り上げていきたいです。


おわりに
いかがだったでしょうか。ゼミ生それぞれが別テーマで進めきましたが、その人なりの特色がよく出ていたと思います。第一期生としてKaishi Inclusive Design Lab(西川ゼミ)に所属して1年間活動をしてきましたが、このゼミでないと得れない経験がたくさんありました。
この記事を見ている大学の後輩にとって、有益な情報になっていれば幸いです。


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