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中高生のお尻を叩くのを止め、背中を押すべく、会社設立しました。


タイトル通り、
私、月館海斗は、
2022年1月24日に株式会社すみかを設立をしました。

今から1年前、教員だった頃に「1年後に起業する」とは1ミリも思っていませんでした。いろいろ考えた結果、教員時代に抱いた「安心して挑戦できる環境を作りたい」という想いから転職に始まり、「自分で作り始めたサービスが今解決したい課題の解決策として最適かつ、一番難しい挑戦で面白そう。」という結論に至ったので起業しました。

会社設立から3週間近く経ちました。ようやく法人設立通知書が届き、2/12に札幌市主催のリード・エンジニア発掘・育成プログラムの成果報告会があり、直前1週間は毎日ほぼ寝ずにコード書いてプロダクト開発をしたり、ピッチ資料作成したりとバタバタしていたのでようやく本日会社設立の報告する余裕が生まれました。

※本来であれば1人1人に報告するべきではありますが、ご容赦ください。

オーディエンス賞で1位もらえました!
応援ありがとうございました!

ざっくり自己紹介

立命館大学卒業に中高一貫校で3年間社会科教員をし、民間企業で半年程働き、無職を2ヶ月経験して会社を設立しました。

詳しくは過去のnoteに書いているので興味ある方はそちらを読んでもらえたらと。

世界一自己肯定感の低い中高生

日本の自殺率が先進国の中でもトップなのは、よく耳にする話かもしれませんが、日本財団の調査によると、日本は「自分で国や社会を変えられると思う」という割合がダントツ世界最下位の5人に1人しかいません。

https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2019/20191130-38555.html

クラスに5〜6人しか「この先何か変えられそう」と思っていないの淋しくないですか?

理由は色々あると思います。わたしは、高校生の2人に1人が「親や学校の先生、友人などから否定的なことを言われた経験がある」と調査結果が物語っているように思うんです。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2109/14/news082.html

進路の相談は「不安なこともあるけど、自分は変化したいと思っているんだよね」という決意表明。それを否定されるって「もうこの人には何もはなさん。」って思っちゃいますよね。
「自分は社会や国を変えられる!」と思うにはまず「自分自身を変えられる」と信じて行動できることが前提としてあると思うんです。その周りにいる大人が「あの子はね…」とまだどうなるかわからないその子の未来を信じないとはどういうことなのでしょう。
そりゃあ、自己肯定感も低くなりますよね。

危機感を煽って、お尻を叩くのではなく、
希望を語り、背中を押す。
どちらも重要です。

両方必要だと思いますが、ただ子どもたちが触れる機会が前者の方が多く、バランスがあまりにも悪すぎます。
なので、私は、後者のサービス化に向けて走ります。

誰もが否定されない”セカイ”の実現

不登校支援や中高生でも企業するなど、超できる生徒と学校に来れない子への支援は日本全体で増えてきました。

ただ「やりたいことがない」生徒へのアプローチはまだありません。学校によくいる『普通』の子へのアプローチ。「俺は学生時代やりたいことなかったから大丈夫だよ」と共感も大事です。ただ小学生の頃、「サッカー選手になりたい」「パティシエになりたい」と思っていたのに中高生になった途端「やりたいことがない」って言い出すって「何がったの??」と思いませんか。一番可能性がある時期に「やりたいことがない」が普通って、異常だと思うのは私だけでしょうか。

そりゃあそうなるよ。

僕も中高大と経験してきました。どれだけ周りに「大丈夫」と励まされても、やりたいことがないまま毎日を生き続けるのは辛いです。突如襲われる虚無感。「自分はここにいていいのだろうか。」と居場所を感じず、何もしていないのに悲しくなる。あの虚しさは、よっぽど親や先生が親身になってもらえない限り拭えない。私は虚しさを拭うのではなく、自分で乗り越える力が身に付く環境を提供をします。乗り越える力を手にするには、①まず行動してみる ②面白かったら行動し続けてみる ③力が少しずつ身に付く ②と③の間にまでいくのが結構難しい。①にいくまでも変化しようと思うと出る杭は打たれるし、できなかった時に空しくなるから辞めておこうと結局なる。②と③の間に自力で走れるようになるまでに寄り添う伴走者が必要です。本気で挑戦している大人が頭ごなしに褒めるわけでもなく、否定する訳でもなく、心の声に耳を傾け、「だったら、こうしてみたら?」という提案と共に寄り添う。そんな誰もが否定されない”セカイ”を実現したいと思っています。

誰もが否定されない”セカイ”の実現
株式会社すみかのミッション

そんなことどうやってやるの?

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
とアドラーが言っています。「水を飲ませるのではなく、『水を飲みたい!』と思わせる環境を作れ。」と。「やりたいことやろう!」と講演会で促しても100人に1人が変わればいい方です。今の子どもたちに必要なのは啓蒙よりも「対話」です。自分の内側にベクトル向ける機会が少ないので、教員を通して子どもたちが何を持って「やりたい」と思うのかわかってきました。子どもたちが自ら居場所を作れるように大人を巻き込んで仕組み化していきます。伴走から自走へ1人1人の目標に寄り添い、達成できるようなモチベーションアップサービスを提供していきます。
まだ中高生と色々な大人が関わる仕組み化されていません。そこにチャレンジします。大人が中高生に啓蒙するだけではなく、対話と行動を促すことで、中高生が自分自身で社会に居場所を作れるようにしていきます。

自ら”セカイ”に居場所を創れる人を1人でも増やす。
株式会社すみかのビジョン

もっと具体的なこと教えて?

ミッション:誰もが否定されないセカイの実現
ビジョン:自ら居場所を作り出せる人を1人でも増やす。
株式会社すみか

じゃあ、この2つのために何をやるのか。学校と企業を繋ぐことがメインになりますが、上記のミッション・ビジョンを踏まえ、大きく3つの事業に取り組みます。

①キャリア教育事業
→中高生向けオンライン進路相談サービス(canau)。高校生がサポーター(社会人)やスポンサー(企業)に進路相談できる場づくり(オンライン含む)を提供します。

オンライン進路相談、楽しそうですよねー。笑

②モチベーション伴走事業
→①のサービスに社員のマネジメント育成事業を取り入れ、各企業の社員さんのマネジメントスキルを中高生の教育を通して身につけていくというサービスも実施していきます。
③ICT支援事業
→学校や企業のGoogleやSlackなどICTツールの導入と運用のサポートします。年配者へのスマホ講座もやっていたこともあり、おばあちゃんでもわかるICTの使い方を大切に各会社のICT導入や運用のサポートを行います。

①と②は同じ枠組みでこの事業に関して、日本中の誰もが知っている企業も含め、すでに数社お声がけいただいています。社会人の方からも進路相談をやっていていただけるというお声がけもあります。このミッション・ビジョンを達成するにはまだまだご協力が必要です。ご協力いただける方はご連絡お待ちしております。

※たまにHP作成の依頼、デザインの依頼を受けたりすることもあります。タイミングにも寄りますので別途ご連絡ください。

『すみか』に込めた想い

最後に「なんで『すみか』にしたかについてお話させてください。『株式会社すみか』ってプロダクト開発している人がつけそうな社名ではないですよね。結構色々な意味を詰め込んだ社名です。
①「すみか」=居場所
私は、誰かの居場所を作ろうとすることで、お互いにとって居場所となる、と思っています。中高生が自ら居場所を作れるサポートをします。という意味と株式会社すみかが社会の居場所を作れよう自戒を込めて名付けました。
②「すみか」はあえて平仮名
誰もが居場所を作れる最終的な社会は「誰もが否定されない社会」です。どの年代にも馴染めるような温かみのある社名にしたく、あえて「すみか」というひらがなにしました。
③『Sumika』が大好き
最後はアーティストの『Sumika』が好き、というオチです。聞いているだけで一歩踏み出す勇気をくれて、「よっしゃ!やったろ。」と思わせてくれます。私もアーティストみたいなライブ感のある場づくり頑張ります。アーティストのライブ感を学ぶべく、2/21にライブへ行ってきます。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

社員は私1人です。会社づくり、事業づくりは本当1人じゃ何1つできないんだと実感している毎日です。ワガママを聞いてくださり、色々なカタチでご協力いただいている方がいらっしゃいます。頭が上がりません。
ある程度できてきたサービスですが、実際に届けるまで、そして、届けて結果を出し続けることの方が難しいと思うので、おばあちゃんから「命は一つ」と教わったので、資本である体を大切にしながら全身全霊尽くします。
株式会社すみかは中高生が自ら居場所を作れる環境づくりに向けて精進して参ります。応援のほどよろしくお願いします。

2022年から毎週note投稿(キャリア教育やZ世代について書いています。)しているので、よかったらフォローとサポートお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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