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自分のことを考えてる時間が長いほど病みやすい

自分のことを考えてる時間が長い人間ほど病みやすいという話をとある心理学者が言ってました。

実際、僕もそれは共感できる部分があります。

僕は自分のことを考える時間が長いほど、頭が良くなると思ってました。僕が中学生の頃、まだガラケーで始めたばかりで通信パケット(懐かしい)が使えば使うほど料金が高くなる時代だったからあんまりケータイも使えなくて。

だから中学生の頃の僕は、夜寝る前の時間はずーーーっと考え事してました。めちゃくちゃ哲学的なことを考えまくってて、「なんのために生まれてきたのか」とか「俺が見てる赤色って他の人から見たら赤色じゃないかもしれないよな」とか「世の中の悪い人間が全員死んだら本当に世の中って良くなるのか?」とか、なんかそんなことを毎晩考えてた記憶があります。

中学生だから人間的にもまだまだ未熟で(今もだけど)、思考や思想や哲学も定まってないけど、自分の人生観とか価値観とかを醸成しているような時間だったと思います。

その頃からプライドは高くて人にスゴイと思われたいという感覚があったな。それが自分の根底にある価値観になったかも。

そんな感じで、夜寝る前にスマホもネットもない時代だったから自分と向き合う時間が多くて。思考実験を毎日繰り返したおかげでなんだか自分は頭が良い人間なんだなと思ってました。

自分に向き合う時間が多い方が、頭が良くなるのは事実あると思う、いや、あったと思うんだ。実際に。

でも今の時代はその理論が通用しにくくなった。

スマホとネットが人間を壊している


中学生の多感な時期の僕は、友達関係の悩みや、好きな女子への対応、どう振る舞ったら賢そうにカッコよく見られるか、どうやったらモテるか、なんてことや、今日やってしまった中学生あるあるのダサい失敗なんかを毎晩半数して枕に顔を埋めながら、それでも自分と向き合う時間を作ってた。いや、それしかすることがなかった。夜は。

でも大人になってからその時間は減った。スマホに時間を取られるようになったから。

タイトルにある通り、『自分のことを考えてる時間の長さ』についてだけど、ほとんどの人間が考えようと思っても実際には考えられてないと思う。

自分が直面している問題を直視したくないから、すぐにスマホやネットに逃げて依存症になっている。本当は向き合わないといけない課題から逃げ続けることでストレスも溜まるし、本当に解決しないといけない問題がいつまで経っても終わらない。

スマホのせいで生活の質が大きく下がっているのは事実である。

正確に言えば『スマホやネットに時間を取られすぎてて自分と向き合う時間が取れないから精神を病みやすい』ってことだな。

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