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オンラインモニタリングについて思うこと

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今月から介護保険が改正されています。その中の1つである「オンラインモニタリング」について思うことを書いてみたいと思います。

以前も同様の内容で記事を書いていたので宜しければそちらも見て頂けると嬉しいです。

オンラインモニタリングとは、ケアマネジャーに義務付けられている毎月(介護予防は3カ月1回)のモニタリングを自宅訪問ではなくオンラインでも可能としたものです。

要件はざっくりと以下の通り

  1. 文書で利用者の同意を得る。

  2. 主治医や関係事業所へ「合意」を得る

  3. テレビ電話等顔の見える環境下で行う

  4. テレビ電話では収集できない情報はサービス事業所等から得る

  5. 居宅介護支援は2カ月1回、介護予防支援は6カ月1回は訪問する

というものです。

文書で利用者からの同意を得るに当たっては、利用者家族ではなく利用者「本人」から同意を得る必要があります。

認知症等で理解が難しい方などは対象外になります。

主治医や関係事業所からの合意はサービス担当者会議や外来・訪問診療の立会を利用して意見照会をしたり、サービス事業所とは日頃の連絡等を通じた意見照会が想定されます。

テレビ電話等に利用者本人が対面と同様に応対が出来ることが前提です。テレビ電話等の操作については家族等の協力を得て行うことは問題ありません。

テレビ電話等では得づらい情報(自宅環境、健康状態等)についてはサービス事業所から別途情報を収集する必要があり、「情報収集シート」なるものを参考に収集することを想定しているようです。

これらをクリアした上で要介護利用者には2カ月1回、要支援利用者には6カ月1回は自宅訪問しモニタリングをする必要があります。

ここからは私の意見です。

正直これらの条件をクリアするのが非常に面倒です。利用者本人やその家族に行う説明然り、主治医やサービス事業所へ意見照会し、さらにオンラインでは得づらい情報についてはサービス事業所から情報収集を行う手間を考えるとこれまで通り訪問して自ら全て行った方が楽。

何より訪問回数が減ることによる利用者との関係性構築が難しくなると私は思っています。

「単純接触効果」が利用者との関係性には重要と個人的に思っているからです。

現状でも要介護利用者と要支援利用者の信頼関係は異なっていると感じています。

要支援利用者は3カ月1回程度の訪問なので、要介護利用者に比べれば信頼関係は築きづらいですし関係性もやや希薄になっていると感じます。

要介護利用者との信頼関係が築きやすいのは毎月必ず顔を合わせて面談を行っているから。

要支援利用者でも顔を合わせる回数の多い利用者とは信頼関係が築きやすいです。

オンラインでも「単純接触効果」を得ることは出来ると思いますが、その場合実際に顔を合わせるよりも接触回数が多くならなければ同様の効果が得られるとは思えません。

以前も記事に書いたように私個人としてはオンラインモニタリングは今のところ行うつもりはありません。

これがケアマネの業務負担の軽減に繋がるとも、利用者にとってのメリットに繋がるともさほど思えないので…。

私はこれまで通り地道に足を使って利用者宅を訪問していきます。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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