アフリカの子供jpg

そろそろダサい留学の認識を改めませんか?

こんにちは、最近の留学ブームについて考えてみたらダサい留学の考え方が一般的のようでした。

皆さんは留学についてどのような認識をお持ちでしょうか?

一般的には英語を学びに行くことだと認識されていると思います。これは行われている留学のほとんどがこれで合っていると思います。

では語学留学をした全員が英語を話せるでしょうか?

答えはもちろん ”No"  です。個人個人での不断の努力が必要です。

「語学留学したのに英語話せないとか意味ねぇじゃ〜ん」

そう思いますか?

。。。。

はい、ダサい。

語学留学をしたら必ず英語を身につけて帰ってこないと失敗という考えはダサすぎます。
僕は今の現代ではこの認識は変わりつつあるべきだと思います。

”今” 留学がブームなのは単純に英語を話せるようになりたいと考えてしている人が多いわけではないと思います。

今回は英語を習得することだけが留学をする意味という考え方がいかにダサくて前時代的なものかを説明します。


留学の年齢層

そもそも留学は老若男女がするものとは言い切れず、特に20〜22歳の若者が中心となって行います。もちろん彼らの目的のひとつは英語を話せるようになること。

しかし冷静に考えてみると今は昔と違ってインターネットが普及しており、日本にいても英語学習が容易な時代です。調べてみれば様々なオンライン英会話があり、手頃な価格でネイティブとも英会話レッスンができます。

ネットが物心ついた時から当然にそばにある彼ら若者がこの情報に行き着くのに5分もかからないでしょう。日本でも外国人から英語を学べるのであればわざわざ海外に行くこともなく、大金を払う必要もない。英会話を目的とするときにこれほどまでに合理的な選択肢はないでしょう。

しかし彼らは海外留学を選択します。
ここに日本で英語が学べるのにわざわざ海外へ留学するという大きな矛盾がありますが、そもそもとある大きな勘違いがこの矛盾を生み出していると僕は考えます。


留学に関する認識の勘違い

英語を学ぶには直接海外に行った方がいいと考えて留学を選択する方もいると思います。ですが先ほども言ったように現代においてわざわざ語学留学をするのは合理的ではない。考えていただきたいのは彼ら若者は国内で安く簡単に英語を取得する術を知っています。なのになぜ海外留学を選ぶのか。

「それは目的がそもそも違うんです」

彼らが語学留学で英語を得ようなんてことは2の次3の次くらいの程度に考えていることでしょう。就職で使えたらなーくらいの薄っぺらさです。
日本で英語が話せるというのはそこまでのアドバンテージにはなりません。もちろん職業によりけりですが、日本は世界的にみても経済大国であり、働く際に英語を話す必要性は皆無と言ってもいいからです。

では我々若者の1番の目的とは何か。

それは多様性を求めての自己確立です。

現代ではSNSでパーソナルな部分を表に発信し、人のパーソナルなキャラクターがコンテンツとなる第3次産業のその先、第4次産業に突入している時代の過渡期です。

YouTuber、インスタグラマー、インフルエンサーなどの、個人が持つ知名度やイメージに価値が伴う現代ではいかに自分が『個』として確立しているかが注目されています。

そんな中みんな同じような容姿を求められ、リクルートスーツの着用を求められて規律を遵守されても若者が違和感や嫌悪感を感じることは至極当然です。

同じ民族ばかりで同調性が求められる日本で『個』を見つけることは困難です。これに感づいた若者は自分とは何者なのかという答えを求めて様々な人種のいる異国の地へと旅立つのです。

「集団からの脱出」そしてそこから浮かび上がる「個」
これが留学をする若者が求めているものです。


新しい時代とともに変わる留学の価値

語学留学とは字のごとく言語を学ぶことです。これは今でも行う内容としては変わっていません。しかし語学留学は目的から手段へと変化しつつあります。
異国の地で様々な人種と出会い、彼らの価値観の違い、文化の違いを通して多様性を味わうことで自分のパーソナルとなる根っこを掘り下げて行くことが現代の若者が目的とする語学留学の姿です。

『自分のやりたいことは何か』『自分は何者になりたいのだろうか』

これらの問題が若者に特に問われる時代です。その答えのヒントを求めに行くために語学留学を行う。これこそが現代の留学であると認識を改めるべきではないでしょうか?

最後に

もちろんグローバル化が進む昨今、英語を話すことの重要性はますます増加しています。ですがただ英語を話せるだけの人間ではただの英語圏の労働奴隷となることも現代の若者は直感で理解しています。

その前に、自分がやりたいこと、できることを見つけ、1人の人間として活躍することを僕を含め若者は求めています。

この認識のもと、今一度留学に関して考え直してみてはいかがでしょうか。

他にも留学に関することを記事にしています。よければ読んでみてください。


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