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【家出東大少女V】繰り返される、毒母との志望校論争

共通テストや二次試験が徐々に近づいてきて、受験生は緊張感が高まってきている頃ですね。私は地方公立の進学校から東京大学に進学したのですが、志望校を決めるにあたって、毒母に何度も何度も振り回されて本当に大変だったんです。今回はそれについて詳しく語りたいと思います!

高校受験の志望校論争

この話は私が中学生の時に遡ります。私は中学受験をして中学校に入学しました。だからこそ、地方とはいえ周りの皆もそれなりに頭がいいのだろう、一番テストでいい点を取るためには相当勉強しなければならない、そう思っていました。なんなら、それでも下の方の順位を取ってしまうのではないか、とも思っていたのです。けれど、そうやってがむしゃらに勉強して受けた結果、蓋を開けてみたら、学年2位という成績。上には1人しかいなかったんです。

そこからです。母の親バカが発動したんですね。テストは全教科90点、学年順位は常にトップ3、こんな幻想が定着してしまいました。それから私は「悪い点数を取ったら怒られる」「お母さんの期待に応えなければいけない」そう思ってなんとなく勉強していました。もちろん、学年が上がってもずっと成績は上位で、中学校に提出していた進路希望調査の志望校欄はずっと、その地方で一番レベルが高いA高校でした。でも、その文字の裏には、母親の理不尽な説教が無限に繰り広げられていたのです。

私はもちろん、そのトップのA高校に行きたいと思っていました。周りの友達もみんなそこを目指しているし、大学の合格実績もそれなりに良かったから。機嫌がいい時の母はそれに賛成していました。でも、些細なきっかけで説教が始まった時、全然関係ない内容だったはずなのに、いつの間にか志望校の話にすり替えられ、

「お前はA高校なんて受ける資格ない!お前みたいな最低な人間はB高校で十分だ!進路希望調査はB校で提出しなさい!」

毎回これ。ちなみにB高校は、A高校と比べたらレベルはあまり高くない、家から近い高校でした。こんな言い方だと、私を貶す以前にB高校に失礼ですよね。この理不尽な3、4時間にわたる説教が何度も繰り返され、でも機嫌が元に戻ると結論はA高校なのです。もはや意味のない説教なので私は左から右に全て流していました笑

大学受験の志望校論争

結局、無事A高校に入学した私ですが、まさかこの志望校論争の続きがまたやってくるとは思っていませんでした。A高校の中でも、最初の方のいくつかのテストでトップ5程度には入っていた私は、初めての二者面談(保護者と担任)で東大を目指すことを勧められました。家に帰ってきた母に「東大を勧められたの。受けたらいいんじゃない?」というようなことを言われました。
この場合、伝えるのは難しいのですが、今までの経験から母の「〜したらいいんじゃない?」の言葉は従わないと怒られるので、この表現はつまり、「〜しなさい」と同義なのです。だから、特段大学選びに興味がなかった私はとりあえず東大志望して、勉強を進めることに決めたのです。そうしないと母の機嫌が悪くなってしまいそうで怖かったので

ですが、模試の点数が悪かったり、判定がDだったり、全く関係ないことで説教をされている時だったり…理由はさまざまでしたが、また中学時代と同じことが繰り返されたのです。

「お前なんかが東大に受かるわけがない、別の大学にしなさい。受けるだけ無駄。うちはシングルマザーなの、お母さんに迷惑かけてお金かけてまで東大を目指す必要はない。お前が東大を受けたいとか言い出すから、お母さんはこんなに大変なんだ。」

言い分は正しいと思います。確かに私の家は私が中学2年の時に離婚しているので、裕福と言えるほどお金はありません。東大に受かるためには塾の費用やら問題集代やら諸々かかってくるので、迷惑だとは思います。感謝もしていましたし、申し訳なくも思っていました。
でも、困ったのはそこではありません。そもそも東大を受けたいなど私から言い出した話ではないんです。いつの間にか私が言い出したことに変わっていて、それでまた志望校を変えろと言ってきたわけなんですね。東大を目指させてもらうことなんて頼んでいないのに完全な言いがかりで無限に怒鳴られ続けました。しかも、母は働いていたわけではなく、貯金を切り崩す形で生活していたので、世のシングルマザーのような大変さがあったわけではないと思います(もちろん、専業主婦だって大変だと思いますけどね)。

この論争が加速していって、最終的には「東大受けたいなら土下座して許しを請え。」こんなことまで言われてしまい、別段心から思っていたわけでもなかった言葉を無理やり言わされます。

「迷惑をかけてしまうので、申し訳ないですが、東大を受けさせてください。」

こうして、なんとか受ける大学を決め、東大に入ることができたのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。家の事情で入りたい大学の選択肢が少なくなってしまうのは、仕方ない面があると私は思います。だったら、最初から東大なんていう選択肢を与えられなければ、ここまではならなかったのかもしれませんね。もっと問題なのは、選択肢の数ではなく、言っていることが二転三転することです。子供としては親というのは理不尽だと思っても太刀打ちできない相手なので、意見は統一して欲しかったです。

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