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人生が満ちることはあるのだろうか。

思いつきで、映画を1本見てきました。
オンライン飲み会を終えた昨晩、どうやら勢いでチケット購入したらしく(あまり覚えていない)、朝起きてカレンダーを見て、「ほかに予定もないからいいか」と18時台の上演へ。

今回の作品は、「月の満ち欠け」
CMを一度見かけてから気になっていたのは事実で、納まっていない仕事のこととか、今年のうちにはどうにも解決できないであろうとあることとか、そういうことを忘れることができそうと思って選択。

あらすじは公式サイトや原作の書籍紹介に譲るとして、
「いろいろあるけど、今をまっすぐに生きるしかないよなぁ」と、ぼやぼやっとしたものが残る、”だから人生は美しい”みたいなメッセージではない、いい作品でした。

物語のキーである女性の設定は27歳のようで、同世代の自分が「生まれ変わってもまた逢いたい」と思える人にこれまでに出会えているのか、それは前世でも出会っていた人なのか。
心当たりはまだないけれども、愛情を注げるのはこの人生で直接出会える人しかいないよね、と、出来事を飲み込めない主人公の男性にも共感するところがあって。

作中で解決していない謎が1つ。
同じ名前で生まれ変わりたいとささやく人と、そうではない人の違いは何か。
伏線回収の都合なのかもしれないが、何か意図するところがあるのではないかと考える。

前世で満ち足り得なかったことがあっての生まれ変わり、というけれど、今世で満ち足りてしまったら来世はどうするんだろう。また同じいい人生でありたいから生まれ変わってくる、ということもあってもよいのだろうけど。
そもそも、人生を満ち足りるって何だろうか。

原作を読んで、もう少し考えようかな。

***

2021年2月の「花束みたいな恋をした」以来の劇場での映画。
特に意図せず、有村架純が出ている作品が続いたことに気づく。どこか悲しいところがあって、ときに流されるような恋愛が好きなのか…?

前回同様、今回もどうにもならないフラストレーションがあっての映画。
もう少し上手に生きていかないと…と今回も反省はしている。

明日から年末年始休暇で実家へ。
ほぼ1年ぶりに両親と会う直前に見たのは何かの偶然か。

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